スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

失敗もあるの?インビザラインで結果が得られないケースについて

更新日:2016/12/09 公開日:2016/03/28

インビザラインの基礎知識

インビザライン矯正はデータにもとづいて行われる治療ですが、治療の結果に対して、思ったような歯並びが得られないことや、インビザラインによる治療が適していない症例があります。ここではインビザラインで矯正が失敗するケースについて解説します。

インビザラインで矯正が失敗するケースについて解説します。

インビザラインで結果が得られない要因

インビザラインは口腔内データにより完成形をシミュレーションしてから治療を行いますが、うまく望んだ結果が得られないケースもみられます。主な要因には次のようなことがあげられます。

治療計画が適切でない場合

インビザラインはアライン社の3Dシミュレーション(クリンチェック)によって治療計画を立て、歯を動かします。シミュレーションはあくまでも画面上での動きのため、同じ結果が得られるとは限りません。個人の状態に合わせてシミュレーションの精査をくりかえす必要があり、経験豊富なドクターによる治療計画の修正が欠かせません。また、インビザラインでは治療が難しい症例もあるので、ドクターの診断能力も問われます。

技術力の問題

治療計画作成時の診断能力以外にも、ドクターの技術力は問われます。まずクリンチェックの元となる、インビザライン用の歯型を正確にとることが必要です。

インビザライン用の歯型は、iTero(アイテロ)という3D口腔内スキャナーか、シリコンを使って歯形をとる「シリコン印象」を使います。

シリコン印象の場合、固まるまで時間がかかり、扱いに熟練していないと十分に固まらないまま取り出したり、歯にきちんと密着できていなかったりといったミスが起こります。そうなると歯型の精度が低くなるため治療もうまくいきません。

また、インビザラインで歯を抜かずに矯正する場合には、歯のエナメル質を影響のない程度削って動かすための隙間を作るIPR(リデューシング)を行います。削りすぎても不足しても歯がきちんと動くことができないため、IPRの技術も治療の結果を左右します。

装着時間が不足している場合

インビザラインは装置を自分の意志で取り外すことが可能です。便利である反面、食事の後など取り外しあと、再び装着しない場合、装着時間が20時間を下回ってしまう可能性があります。

また、アライナー・チューイというゴムのような道具を噛み、インビザラインを歯に密接させる必要があります。それらを守れない場合は、歯はシュミレーション通りに動かず、望み通りの結果が得られません。

インビザラインが適さない症例とは

あごの位置が不安定な場合

インビザラインは、マウスピースで咬合面を覆ってしまうため、下あごが小さく噛む力が弱い場合、治療中にあごの位置が変わってしまうことがあります。インビザラインの治療計画にはあごの位置の変化は考えられていないため、あごの位置変化による歯の移動に対応ができません。

抜歯して大きな歯の移動が必要な場合

インビザラインは、歯を伸ばす動き(廷出)や横の動き(平行移動)、歯の根の移動は得意ではありません。そのため、抜歯など大きな移動を伴う場合にはワイヤーによる矯正の方が適します。インビザラインで抜歯をともなう矯正には補助装置が必要となることもあります。

インビザラインが適さないケースもあることを知って、治療を選択するといいでしょう。

あなたの悩み、歯科医に質問してみませんか?

関連Q&A

ヘルスケア本