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ひどい生理痛はタバコが原因?喫煙と生理痛の関係性

更新日:2018/04/23 公開日:2016/03/28

生理痛を悪化させるといわれるタバコと生理痛の関係について見てみましょう。

ひどい生理痛とタバコの関係性

タバコは、「百害あって一利なし」といわれるように、身体にさまざまな悪影響を及ぼします。生理痛も例外ではありません。タバコに含まれるニコチンには、末梢血管を収縮させる作用があり、生理痛の原因にもなる身体の冷えを悪化させてしまいます。

生理痛には、「プロスタグランジン」というホルモンが大きく関係しています。プロスタグランジンには、子宮を収縮させ、経血を体外に押しだす働きがあります。しかし、その分泌量が多すぎると、子宮の収縮が強くなり、生理痛がひどくなるのです。そして、冷えで骨盤内の血流が滞るとプロスタグランジンが留まり、さらに生理痛を悪化させてしまいます。

妊娠・出産を考えるなら禁煙を

タバコは、女性ホルモンである「卵胞ホルモン(エストロゲン)」の分泌量を減らすことや、体内で分解するスピードを早めるなどの影響を与えます。卵胞ホルモンとは、女性らしさをつかさどるホルモンで、次のような働きをします。

  • 乳房を発達させるなど、丸みを帯びた女性らしい体形にする
  • 子宮や卵巣、膣などを発達させる
  • 受精卵の着床に備えて子宮の内膜を厚くする
  • 排卵前に子宮頸部から粘液を分泌させ、精子が子宮の中に入りやすくする
  • 肌にうるおいやハリを与え、毛髪を発達させる

このため、タバコを吸うことで生理不順や不妊、早期閉経などのリスクが高まります。また、卵巣内での卵胞の発育も悪くなるため、排卵せずに生理がおとずれる「無排卵月経」も起こりやすくなります。

妊娠中にタバコを吸うと、胎盤の血流が悪くなり、胎盤異常や早産、流産、低体重新生児のリスクが高まるだけでなく、赤ちゃんが突然亡くなってしまう「乳幼児突然死症候群」が起こる可能性があります。

さらに、出産後にお母さんや周りの人がタバコを吸うことで、赤ちゃんが副流煙を吸うことになります。また、母乳中のニコチン濃度が高まることで、小児ぜんそくや小児がん、急性ニコチン中毒などのリスクも高まります。

薬が使えない!生理痛を悪化させるタバコの影響

生理痛など、女性特有のトラブルには「低用量ピル」が用いられることがあります。「ピル」とは、「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の二つの女性ホルモンを合わせた薬です。低用量ピルはピルの中でもホルモン含有量が少ないものを指します。

ピルには、子宮内膜の増殖を抑えることや、ホルモン量を一定にして生理周期を安定させる、卵巣を休ませるなどの作用もあるため、生理痛や生理不順、月経前症候群(PMS)、子宮内膜症の治療にもよく使用されます。また、排卵を抑える作用があるため、経口避妊薬としても多く用いられます。

しかし、ピルやタバコには、血液を固まりやすくする作用があり、両方を重ねると血栓症のリスクが高まってしまいます。そのため、タバコを吸う人はピルを処方してもらえません。つまり、タバコを吸うと、婦人科系のトラブルが起こったときに、治療の選択肢が狭められてしまうのです。いきなり禁煙をするのは難しいかもしれませんが、身体のためにも少しずつ節煙していきましょう。

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