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中性脂肪値で異常値が出たときの対処法

更新日:2016/12/09 公開日:2016/03/28

中性脂肪のよくある疑問

中性脂肪値の正常範囲は一般的に30~149mg/dlです。ここから外れると異常値となります。異常値が出た場合、対処法は段階ごとに変わります。その説明と、中性脂肪の異常値が出る原因について、ドクター監修の記事で解説します。

中性脂肪が異常値になる原因にはどのようなことが考えられるのでしょうか。また、どのようにすれば改善することができるのでしょうか。

中性脂肪の正常値は30~149mg/dl

中性脂肪値は血液検査で調べます。中性脂肪値は食後約30分から上昇し、4~6時間後にピークとなるので、採血するタイミングによってかなり変動します。そのため、正しい値を調べるには、空腹時に採血をすることが大切です。

調べられた中性脂肪の値は、健康診断結果の「中性脂肪」または「TG(トリグリセリド)」と表記されているところで確認します。基準値は目安として30~149mg/dlの範囲内で、そこから外れると異常値となります。

正常から外れた値の分類

異常値の判定が出ても、その値によって対処法が異なります。

29以下の場合

低中性脂肪血症と呼ばれ、多くの場合無症状です。健診などで偶然見つけられます。主な原因は遺伝的素因です。必要により専門外来にてさらに詳しく検査をしていくことになります。

150以上の場合

食事療法と運動療法を行ないます。必要に応じほかのリスク因子を検討しながら薬物療法を行ないます。特に300mg/dl以上の場合、下記のことに注意して検査などをすることが多いです。

中性脂肪値が高い原因は何?

中性脂肪が高くなる原因は、主に体質、食習慣、運動不足、飲酒です。原因は一つとは限らず、いくつかが複合的となって中性脂肪が異常値を示している人も多く見受けられます。

体質や他の病気によるもの

もっとも多いのは、肥満症です。病気として重症になるものは膵炎(すいえん)です。やせ型でお酒の多く、下痢の続く方は特に注意が必要です。他にも肝臓病や糖尿病、甲状腺機能低下症などの病気が原因で中性脂肪が異常になります。

また、遺伝により中性脂肪が高い体質の人も存在します。

食習慣によるもの

外食や油っぽいものを好むなど、脂質の多い食生活を続けると、中性脂肪が溜まりやすくなります。脂肪肝を生じたりし、中性脂肪も上昇します。

運動不足によるもの

摂取したエネルギーを基礎代謝や運動不足で消費しきれなければ上昇します。

飲酒によるもの

飲酒の習慣は中性脂肪の値を高めます。アルコールは、中性脂肪の合成を促進する作用があります。

対処法は運動習慣と食事内容の見直し

まずは、食事内容の見直しと運動習慣です。暴飲暴食をやめ、飲酒の習慣がある人は、禁酒や節酒をします。また、運動はコンスタントに日々行なうことが大切です。普段から運動をしていれば、高い基礎代謝が維持され、たまり難くなるからです。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。

中性脂肪が異常値を示しても、軽症の場合はこれらの習慣で多くの場合が改善します。悪化させないためにも、日々の食事と運動に気を配ることが大切です。