オーガニックコットンの特徴を見ていきましょう。
オーガニックコットンとは?普通のコットンとどう違う?
「オーガニックコットン」とは、有機栽培されたコットン(綿花)のことで、次の5つの条件を満たしたもののことを言います。
- 化学農薬・化学肥料を3年以上使っていない土壌で栽培されている
- 遺伝子組み換えの種子、化学農薬・化学肥料などを用いず、有機肥料のみで栽培された綿花から採取されたコットンである
- 労働の基準として、児童労働が行われていない
- フェアトレードで取り引きされている
- 1〜4の条件を満たしていることを第三者認証機関が認証している
一番の違いは「環境への負荷」
コットンは、綿花の実の中にできる白い綿毛からつくられていますが、綿栽培は、非常に手間のかかる作業です。そこで、ふつうの綿栽培では、効率よく大量に収穫するために、土や種には化学肥料、防カビ剤、殺虫剤を、育てている間も害虫駆除薬や除草剤を、収穫の際には、機械で一気に綿花を摘み取るために落葉剤を使用しています。
このため、綿畑は、世界の農地面積の2.5%ほどにしか満たないにもかかわらず、殺虫剤は世界の使用量の約16%、農薬全体は約7%と、その使用量は、かなりの量に達するのです。
農薬や化学肥料が土壌に残れば、地下水が汚染されて土壌微生物が消滅するため、土壌がやせ衰えるばかりか、生態系そのものにも悪影響を及ぼします。また、綿の大部分は、インドを中心とした発展途上国で栽培されていますが、大量の農薬を使用することによって、生産者や近隣住民に深刻な健康被害をもたらしています。
しかし、オーガニックコットンの栽培では、農薬や化学肥料を使わないので、その栽培量が増えて有機農地が拡大すれば、水質が保全され、土壌が活性化し、生産に携わる人たちの健康も守られます。つまり、オーガニックコットンとは、環境や人にやさしいコットンなのです。
残留農楽の量は変わらない?
通常の綿栽培に、大量の農薬や化学肥料が使われていると聞くと、「使う人にも健康被害があるのでは?」と不安になるかもしれません。でも、普通に栽培されたコットンでも、農薬の残留量は非常にわずかで、収穫されたコットンそのものは、科学テストをしても、オーガニックかそうでないかを判別することはできないほどです。
では、逆にオーガニックコットンであるかどうかは、どうやって見分ければいいのかというと、信頼できる機関の認証があるかどうかがポイントになります。
オーガニックコットンパフの使い心地は?
メーカーによっても多少の違いがありますが、オーガニックコットンパフには、一般的に、次のような特徴があります。
見た目
漂白処理をしていないので、綿の本来の色である生成り色をしていたり、表面に黒い斑点(綿の葉や茎の一部)があったりします。
感触
肌当たりがやわらかく、ふわっとしていますが、少し毛羽立ちやすい傾向があるようです。ただし、最近では、毛羽立ちを抑えた製品も販売されています。
いろんなコットンを試してみたい人、自分の好みに合うコットンを探しているという人は、オーガニックコットンも選択肢に入れてみるといいかもしれません。
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