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口腔ケアを効率よく行う手順とは

更新日:2017/07/20 公開日:2016/04/20

口腔ケアの基礎知識

毎食後に行う口腔ケアは、手順を決めておけば、磨き残しを防ぎ、準備から片付けまでの流れも効率的になります。ここではドクター監修の記事で、口腔ケアをきちんと施すために必要なことや、歯磨きの手順について解説します。

口腔ケアは手順を決めると、効率よく確実に行うことができます。

口腔ケアは効率よく確実に

口腔ケアは、毎日行うものです。歯を磨く順番など細かい部分も含めたケアの手順を決めておくと口腔ケアのプロセスを忘れてしまうことを防ぎ、準備から片付けまで全体の流れが効率的になります。

介護にともなう口腔ケアで大切なこと

介護にともなう口腔ケアをきちんと施すためには、ケアを受ける方との円滑なコミュニケーションと、念入りな準備が大切です。ケアの前に挨拶を交わし、「お口のお手入れを始めましょう」といった声掛けをすることで、ケアを受ける方に口腔ケアの始まりを意識させることができ、唾液などが誤って気管に入ることを防ぐこともできます。

また、手順にあわせて、用具を一揃い準備してから始めると、時間を短縮でき、ケアを受ける方の負担も減ります。実際に口腔ケアを行うときは、ケアを受ける方の姿勢が安全かを確認し、口の中に出血や腫れ、口臭がないかどうかをチェック。これらの準備を整えてから、うがいや口腔ケアスポンジなどで口の中をうるおし、歯磨きを始めましょう。

日常的な歯磨きの手順

日常的な歯磨きの手順には特に決まったルールはありませんが、磨き忘れを防いで効率よく行うために磨く順番を決めておくとよいでしょう。歯ブラシはあちこち移動させずに、一筆書きをイメージして動かします。歯の裏側はしっかり磨きたい場所ですから、集中力のある最初の方に行うことをおすすめします。

例としては、歯ブラシを細かく振動させながら、上の歯の裏側を左奥歯→前歯→右奥歯の順に進み、歯ブラシをそのまま下に降ろし、下の歯の裏側を右奥歯→前歯→左奥歯へと磨き進めます。その後で、上の歯の噛み合わせと下の歯の噛み合わせを磨きます。

歯の汚れをきちんと取り除くためには、歯の場所や形状に合わせて適切に歯ブラシを当てます。磨きにくい部分は以下のように磨くとよいでしょう。

・奥歯の外側:口を少し閉じると歯ブラシが奥まで届いて磨きやすい
・奥歯の一番後ろと前歯の裏:歯ブラシの毛先で磨く
・奥歯の内側:口を大きく開けて歯ブラシを斜めに入れる
・歯並びがガタガタしている部分:歯ブラシを縦にして1本ずつ磨く

歯ブラシは力を入れずに小刻みに動かします。磨き残しをなくし、歯茎や歯に傷をつけないようにするためです。

最後はしっかり口の「保湿」を

歯磨きが終わったら、うがいができる方はブクブクとうがいをし、口の中に水分を行きわたらせます。口の中が乾燥している方は、保湿剤を使う、こまめに水分を摂るなどで口の中の乾燥を防ぎましょう。また、介護にともなう口腔ケアでジェル状保湿剤を使う際は、厚塗りせず薄くのばしましょう。口内の乾燥がひどい方の場合、塗り過ぎると保湿剤が固まって痛みや出血をともなうこともあり、次回のケアのときに剥がす必要が出てくるケースもあるからです。

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