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ナイトクリームで肌におすすめの成分や選び方のポイント

更新日:2018.01.23
公開日:2016.04.24
ドクター画像
この記事の監修者
四谷三丁目皮膚科 院長 山田美奈

スキンケアのクリームといっても、昼用・夜用を含めいろいろな種類があって、何を選んだらいいのか迷ってしまう方も多いかと思います。そこでドクター監修のもと、ナイトクリームの選び方のポイントについて解説します。

クリームにはさまざまな種類があるうえに配合されている成分も多く、何を基準に選んだらいいのか、迷う方も多いですよね。そこで、ここでは目的に応じてナイトクリームに含まれている代表的な成分をご紹介します。

アンチエイジングを意識するならこの成分

フラーレン

ダイヤモンドと同じように炭素でできた成分。強い抗酸化力が特徴で、エイジングの原因となる活性酸素にアプローチするといわれています。

レチノール誘導体

紫外線によるくすみやシワ、乾燥による小ジワなどに働きかけるといわれる成分で、水には溶けにくく油分に溶けやすい性質をもっています。

コエンザイムQ10

もともと体内に存在している成分で、細胞の生命活動に必要なエネルギーをつくるために欠かせない成分。抗酸化パワーで、肌の生まれ変わりをサポートするといわれています。

プラチナ(白金)

11種類もある活性酸素を全て除去することで知られ、食品添加物として厚生労働省に認められています。優れた抗酸化パワーが持続することも特徴。

ナイトクリームで保湿を重視したいなら

セラミド

角層にある細胞と細胞の間を埋めている細胞間脂質の、約40%を占めている保湿成分。水分を維持する力がとても高いといわれています。

コラーゲン

肌の弾力を高めるイメージがありますが、化粧品では保湿成分として配合されています。角層内の水分をしっかりキープする成分です。

ヒアルロン酸

もともと肌に存在している成分で、水分を200~600倍も抱えこむという特徴があります。角層内の水分を逃さずに、肌を乾燥から守ります。

エラスチン

もともと肌に存在している成分で、肌の中ではコラーゲンを束ねてハリを保つ役割があります。化粧品においては、高い保湿力で、角層内にうるおいを与えます。

美白を叶えたい人におすすめの成分

美白の目的が、「シミができるのを防ぐ」ことか、「できてしまったメラニンに働きかけシミをケアする」ことかにより、おすすめの成分が変わります。

メラニンの生成を抑え、シミができるのを防ぐ美白成分

・トラネキサム酸

メラニン生成をつかさどる酵素チロシナーゼを分解し、シミの元となるメラニンの生成を抑えます。肝斑の治療でも使われている美白成分です。

・アルブチン

チロシナーゼの働きを阻害することで、メラニンの生成を抑える美白成分です。

・エラグ酸

ブラックベリーやイチゴなどに含まれる成分で、チロシナーゼの働きを抑制します。

できてしまったメラニンに働きかける成分

・ビタミンC誘導体

できてしまったメラニンを還元しながら、活性酸素を抑えてメラニンがつくられない状態に整えます。

・プラセンタエキス

メラニンの生成を抑える働きもありますが、肌のターンオーバーを促すことでメラニンを含んでいる角質をはがれやすくします。

・4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)

メラニンを抑制しながら、シミのある部分に慢性的に留まりやすいメラニンを排出させるように働きかけます。

・ハイドロキノン

チロシナーゼの働きを抑えながら、紫外線によって酸化したメラニンを還元して、メラニンの色を薄くしていきます。光の酸化に弱いため、昼の使用は控えましょう。

ナイトクリームでリラックス効果も欲しいなら

寝る前に使うナイトクリームは、質のよい睡眠と合わせれば相乗効果が期待できます。良質な睡眠を誘うエッセンシャルオイルをピックアップします。

ラベンダー

イライラした気持ちや不安感を和らげ、リラックス効果が期待できます。

オレンジ

ラベンダーとの相性がよく、緊張感をほぐし、前向きな気持ちに導くといわれています。

カモミール

ストレスなどを和らげ、興奮した状態を鎮静させるといわれています。

ネロリ

女性ホルモンもサポートしながら、気持ちをリラックスさせるといわれています。

各メーカーによって独自の成分を配合しているケースも多いので、クリームを選ぶ時には、その成分にどんな効果があるのかをチェックすることが大切です。

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