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着床したときはおりものに変化があるの?

更新日:2016.12.09
公開日:2016.04.21
ドクター画像
この記事の監修者
こすぎレディースクリニック 院長 椎名邦彦

おりものは、量や粘土、色などが状態によって変化するものです。しかし、変化を知ることは、普段のおりものの状態をきちんと知ることも重要です。ここでは、着床した時のおりものの変化と普段の状態についてドクター監修の記事で解説します。

受精卵が子宮内に着床したときのおりものの変化と、普段のおりものの状態を解説します。

おりものが変化する理由

着床とは、卵子と精子が融合し受精卵になったのち、子宮内膜の一部に根付き、妊娠が成立することです。着床すると体にさまざまな変化が現れますが、おりものの変化もそのひとつです。

おりものの変化には、生理周期とともに女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の働きが影響しています。生理が終わったら、エストロゲンの分泌量が増えることでおりものの分泌量は増加し、糸を引くように伸びるようになります。そして排卵時にはもっとも多くなり、排卵後は徐々に減りサラサラとしたおりものになっていきます。

また、プロゲステロンは、排卵後に増量し、生理が始まると一気に減っていきます。生理前にはエストロゲンもプロゲステロンも減少するのですが、着床した場合、両ホルモンとも分泌量が増加するので、おりものにも変化が現れるのです。

着床するとおりもの量は増えるの?

着床しなかった場合、おりものの量は生理に近づくと徐々に減少し、生理後には徐々に増えていきます。しかし、着床した場合は、エストロゲンやプロゲステロンが分泌され続ける状態になります。個人差があるため全ての人に当てはまるとは限りませんが、着床後におりものの量は増えることがあります。また量が増えるだけでなく、おりものが粘り気のないサラサラした状態になることもあります。

着床するとおりものの色は変わるの?

着床すると、おりものの色にも変化が見られることがあります。妊娠前は無色透明だったおりものが、白く濁ったり、黄色っぽくなったり、クリーム色に変化することや、着床出血により微量に血液が混ざり、茶色いおりものが分泌されることもあります。通常、着床出血による茶色いおりものは、2〜3日で止まります。しかし、茶色いおりものは子宮外妊娠による出血の可能性もあるため、出血が続く場合や下腹部痛をともなう場合は病院に行くことをおすすめします。

普段の状態を知っておくと着床時の変化に早く気づける

着床した時のおりものの変化には個人差があります。色も無色透明の人もいれば、着床出血で茶色に変わることや血が混じって赤くなること、普段すっぱいにおいがしたおりものが、着床したら無臭になることもあります。

普段のおりものの状態を把握しておくと、着床や病気、子宮外妊娠が疑われるようなおりものの変化にいち早く気づくことができますので、常日頃から意識するようにしましょう。

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