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褥瘡(床ずれ)とは

更新日:2018/06/25 公開日:2016/04/06

床ずれ(褥瘡:じょくそう)の基礎知識

床ずれ(褥瘡:じょくそう)は、同じ部分が長時間圧迫されることにより、血流が悪くなることが原因で発生します。この記事ではドクター監修のもと、「褥瘡の概要」、「褥瘡の原因」、「褥瘡の治療」について解説します。

褥瘡(じょくそう、床ずれ)は、同じ部分が長時間圧迫されることにより、血流が悪くなることが原因で発生します。また、皮膚の乾燥や湿潤、栄養不足なども原因になります。褥瘡の初期には、皮膚が赤みを帯び、水ぶくれやあざができ、進行すると、皮膚の細胞は死滅し黒く変色します。褥瘡は進行度に応じて治療内容が変わります。

褥瘡とは

「褥瘡」は「床ずれ」とも呼ばれており、皮膚が長時間圧迫されることで発生します。皮膚が長時間圧迫されると、その部分の血流が悪くなってしまい、酸素不足や栄養不足を引き起こし、壊死してしまいます。

寝たきりの人は、骨が突出している腰骨や、かかとに褥瘡ができやすいとされています。長時間同じ部分を圧迫しないためにも、定期的な体位変換が必要不可欠です。褥瘡の初期は、皮膚が赤みを帯びてきますので、定期的に確認することが大切です。

褥瘡の症状

褥瘡は急性期と慢性期に分けられます。褥瘡ができた直後から約1~2週間を急性期と呼び、それ以降を慢性期と呼びます。急性期には、皮膚に赤みが現れ、かゆみや痛み、水ぶくれ、紫斑(しはん)と呼ばれる赤紫色のあざができることがあります。

症状が進行し慢性期となると、炎症が皮膚を通り越え筋肉、骨にまで及び、周囲の組織が破壊されます。体力が衰え、抵抗力が弱くなっている場合には褥瘡から感染症に至り、適切な手当をしなければ命にかかわることもあります。

褥瘡の原因

褥瘡の原因には、以下の三種類があげられます。

皮膚における原因

摩擦、ずれ、乾燥、皮膚の汚れ、湿潤(汗や排泄物など)

全身的な原因

栄養不足、痩せている、持病、薬、むくみ、感覚障害、病的骨突出、身体能力(活動力)の低下、肥満、拘縮

社会的な原因

介護ケア不足(マンパワー不足)、床ずれに対する知識の不足、経済力不足

これらの原因がからみ合い褥瘡を引き起こします。詳細は『床ずれ(褥瘡:じょくそう)の原因』をご覧ください。

褥瘡の治療

褥瘡の治療は、大きくわけて3つあります。

ドレッシング材による治療

ドレッシング材とは、褥瘡などの傷を覆うことで傷の保護、乾燥の防止、治癒の促進、痛みの緩和を目的に使用される、使い捨てのフィルムやシート状の素材を指します。褥瘡の初期によく使用されます。

外用薬による治療

外用薬(塗り薬)は褥瘡が進行した場合に多く用いられます。壊死した組織の細胞増殖を促す、壊死した組織の除去、炎症を抑えるなど、薬剤によりさまざまな効果があります。

外科的処置による治療

褥瘡がかなり進行してしまった場合によく行われ、壊死した組織を外科的処置によって取り除きます。

詳細は『急性期における床ずれ(褥瘡:じょくそう)の治療法とは』をご覧ください。