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床ずれ(褥瘡:じょくそう)の予防法とは?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/04/06

床ずれ(褥瘡:じょくそう)のケア

褥瘡(じょくそう)を予防するためには、褥瘡の原因因子などを理解し、考えられる発生要因をできる限り取り除くことが予防の第一歩です。 ドクター監修のもと、4つの予防法をご紹介します。

褥瘡(じょくそう)を予防するためには、褥瘡の原因因子などを理解し、その人のライフスタイルや栄養状態を確認することが必要不可欠です。考えられる発生要因をできる限り取り除くことが予防の第一歩です。

この記事では、(1)体位変換 (2)体圧分散寝具(3)栄養管理(4)スキンケアの4つの予防法をご紹介します。

予防法(1)体位変換の方法と間隔

褥瘡(じょくそう)は長時間同じ部分が圧迫されることが原因で起こるため、定期的に体位変換を行うことで予防できます。基本的に2時間に1回は行うとよいとされています。

特定の部分に圧力がかからないように、体圧分散マットレスを使用するという選択肢もあります。この場合でも、最低4時間に1回は体位変換を行ってください。在宅での療養で介護が必要な場合は、体位変換が負担となってしまうことがあります。

自動体位変換機能付きエアマットレスを用いると介護の負担を減らすことができます。また、統一したケアが行えるように体位変換スケジュール表をつけて、同じ部分に負荷をかけないことが重要です。

予防法(2)体圧分散寝具

褥瘡を予防するため、体にフィットするマットレスを使い、体重がかかる面積を増やし、圧力を分散させる寝具が販売されています。このような寝具を体圧分散寝具と言います。

普通のマットレスでは、どうしても骨が突出している部分に圧力が集中し、褥瘡となる確率が高くなります。体圧分散マットレスでは、圧力を分散させてくれるため、褥瘡の予防につながります。シーツのシワや、反対にシーツのシワを伸ばし過ぎること、またラバーシーツやタオルなどを敷くと、マットレスの機能を残ってしまうため、注意しましょう。

予防法(3)栄養管理

褥瘡を予防するためには低栄養状態を回避することが大切です。低栄養状態になると、免疫力が低下し、体重が減少します。さらに、筋肉の構成成分であるタンパク質や、圧力を分散させてくれていた脂肪が、不足しているエネルギーを補うために使われてしまい、骨が突出してしまうことにつながります。

また、皮膚に栄養が行き渡らなくなると、乾燥し、ハリを失ってしまうなど、褥瘡の原因となってしまいます。栄養不足を回避するためにも、栄養評価ツールを使用し、日々の栄養状態を確認することが必要とされています。

褥瘡の予防のためには、適切な量のタンパク質、水分、亜鉛、鉄、ビタミンCなどが必要不可欠です。中でもビタミンCはコラーゲンを産生する際に重要な役割を果たします。

予防法(4)スキンケア

尿や便失禁により肌がふやけてしまうこと、尿や便の汚れよる皮膚のただれなどから褥瘡へ発展してしまうこともありあます。また、皮膚の乾燥も褥瘡の原因因子となっているため、スキンケアが予防に効果的です。

保湿クリームなどを用いて乾燥対策をするとともに、褥瘡ができやすいところには予防のためにドレッシング材を貼るなどの対策を行い、肌の洗浄を適切に行うことで褥瘡を予防することができます。