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赤ちゃんや子供が脱水症状を起こしやすい理由

更新日:2018/05/01 公開日:2016/04/24

脱水症状の基礎知識

赤ちゃん、子供が脱水症状を起こしやすい原因について解説します。脱水症予防に必要な1日の水分摂取量や、下痢、嘔吐、発熱があるときの注意点について詳しく説明します。

赤ちゃんや子供が脱水症状を起こしやすい理由とはなんでしょうか。

赤ちゃんは多量の水分を必要とする

人間の身体には、多くの水分が含まれています。成人の水分量は60%になりますが、赤ちゃんの身体は新生児で約80%、乳児は約70%と多量の水分が必要です。赤ちゃんは、多量の水分を必要としながらも、代謝が活発なため失う水分が多く、脱水の注意が必要になります。

赤ちゃん、子供が1日に必要な水分量

身体に含まれる水分(体液)は、水分補給や食事で入ってくる量と、身体から排出される量のバランスで保たれています。赤ちゃんや子供が1日に必要な水分量は、体重1kgあたりの計算で、新生児60~80ml、乳児100~120ml、幼児80~100ml、子供60~80mlになります。体重30kgの子供では、1日に1.8~2.4Lの水分をとる必要があります。

体温調節が未発達

赤ちゃんの身体は、暑さや寒さなど気温の変化に柔軟な対応ができません。特に幼児・乳幼児は自律神経が未発達で体温調節機能が十分に働かず、成人に比べて発汗機能や腎機能が未熟なことも脱水を起こしやすい原因になります。また、感染症にもかかりやすく、発熱、下痢、嘔吐の症状を伴うと成人に比べて脱水症も起こしやすいと言えます。

自分で水分補給ができない

赤ちゃんは、のどの渇きを訴えたり、自分で水分補給をしたりすることができません。身体の水分が約3%失われると脱水症状があらわれますが、正常または約1~2%失われた前脱水の状態で水分補給を行うと、脱水症の予防になります。

赤ちゃんの涙の量が少ない、暑くても汗をかかない、おしっこの量が少ない、便が固い、など身体の変化に注意して、こまめに水分補給をするようにしましょう。

汗をかいたとき、下痢や嘔吐の症状があるときは要注意

赤ちゃんや子供に発熱、嘔吐、下痢の症状があらわれたときは、脱水に注意が必要です。赤ちゃんや子供は汗をかきやすく、発熱では大量の水分が失われます。嘔吐、下痢で失う消化液や汗には、水分だけでなくナトリウムなどの電解質も含まれており、不足すると低ナトリウム血症がおきます。

ナトリウムの不足では、ぼんやりした様子や活力の低下などの変化がみられます。その場合は水やお茶の水分補給では、ナトリウム不足の解消はできませんので、ナトリウムと水分をバランスよく含む、経口補水液による水分補給が最適です。

赤ちゃんが脱水症状を起こした時の経口補水液の与え方

経口補水液は身体が失った水分と塩分を、すみやかに吸収と補給ができます。嘔吐があるときは、一度に多くの水分を補給しようとすると逆に吐いてしまうことがあります。コップではなくスプーンで少量ずつこまめに与ると、吐くことなく身体に吸収することができます。

1時間に約120~200mlの量を目安にしてください。尿の色が薄くなり回数が増える、または食欲の回復がみられるときは、無理に飲ませる必要はありません。医療機関を受診する際は、経口補水液を飲んだ量や、飲むときの様子を医師に伝えるようにしましょう。

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