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妊娠12週未満の切迫流産の状態と原因や予防法

更新日:2018/04/23 公開日:2016/04/25

妊娠中の不安・トラブル

妊娠中に多くの方が心配されるのが流産です。その中で「切迫流産」という言葉もよく耳にするものではないでしょうか。切迫流産とはどのようなものなのか、その原因や予防法についてドクター監修の記事で解説していきます。

妊娠中に心配になることが多い切迫流産に焦点を当てて、そもそもどういった状態を指すのか、予防するためにはどうすればよいのか、などを解説します。

切迫流産とは

妊娠が確認され、胎児(胎芽)やその付属物が排出されていない状態で、子宮口が閉鎖し、少量の子宮出血がある場合、下腹部痛があってもなくても切迫流産と診断されます。妊娠継続が期待できる場合や流産に至るであろう妊娠、そのほかの性器出血をきたす状態を含めて切迫流産と言います[1]。

切迫流産の原因とは

切迫流産の原因としては、ちょっとした転倒、子宮内の損傷、過労といった母体への負担などがあげられます。子宮への手術や病気などが影響する可能性もあります。

切迫流産を予防するためには

切迫流産に対する治療法や予防法はありません。実際に医師は薬物療法や安静療法を考慮しますが、胎児心拍確認後の切迫流産では流産予防効果が確立した薬剤はなく、安静療法による流産予防効果も確認されていません[1~4]。

強い腹痛を伴う場合は薬物療法が腹痛に有効な場合がありますが、明らかな流産予防効果は証明されていません。

性器出血がみられた場合

「絨毛膜下血腫」を指摘された場合は、安静が第一ですが、有効性は未だ十分に検討されていません。

仕事をしている場合は休養をとったり、家事など日常的な動作も、自分の身の回りのことを済ませる程度にとどめたりするとよいでしょう。性行為も控えます。少しでも出血がみられたのであれば、安易に自己判断をせずに現在かかっている病院に問い合わせてください[5]。

参考文献

  1. [1]産科婦人科用語集・用語解説集、日本産科婦人科学会編:改訂第3版、東京:日本産科婦人科学会、2013;247
  2. [2]池ノ上克ほか編, NEWエッセンシャル産科学・婦人科学 第3版. 医歯薬出版 2015; 400-401
  3. [3]Aleman A, et.al.:Bed rest during pregnancy for preventing miscarriage.Cochrane Database Sys Rev 2005;2:CD003576 PMID:15846669
  4. [4]中島 晃、吉田吉信:切迫流産に対するピペリドレート塩酸塩の一時的効果の二重盲検法による検定.産婦治療 1975;31:101-114
  5. [5]MedlinePlus. "Miscarriage – threatened" NIH. https://medlineplus.gov/ency/article/000907.htm (参照2017-11-5)
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