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妊婦がヘルペスやクラミジアにかかることによる影響

更新日:2016/12/09 公開日:2016/04/27

妊娠中の不安・トラブル

妊娠中はさまざまなことに注意しなければなりませんが、その中でも特に注意が必要なのがヘルペスやクラミジアなどの性感染症です。ここでは、妊婦がこれらの感染症にかかると、妊娠にどのような影響が及ぶのか解説していきます。

普段から注意すべき性感染症は、妊娠中に発症すると胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。性感染症を予防する意識を高めるためにも、性感染症が及ぼす影響を知っておきましょう。

性器ヘルペスが妊娠に及ぼす影響

妊婦が性器ヘルペスを発症した場合、初感染で約50%、2回目以降の感染で0~3%の割合で新生児ヘルペスを誘発させるといわれています。初感染の場合に新生児ヘルペスを発症する割合が高いのは、外陰部潰瘍からのウイルス排泄量が多く、それにより産道感染を起こすためです。新生児ヘルペスを発症した場合、抗ウイルス薬で治療を行っても約30%にあたる胎児が死亡し、一命を取り留めたとしても重い障害が残る可能性があります。

このように、性器ヘルペスを起こした場合のリスクが大きいため、出産までに抗ウイルス薬による治療を受ける必要があります。また、性器ヘルペスの感染時期の分布は、妊娠初期と中期がそれぞれ30%、後期が40%といわれています。

性器ヘルペスが胎児に感染するタイミング

子宮内で胎児が性器ヘルペスに感染する確率は1/250,000で、ほとんどは産道感染だといわれています。発症形式は次の通りです。

  • 皮膚、眼、口限局型
  • 中枢神経型
  • 全身型

重度の障害が残る可能性が高いのは中枢神経型と全身型です。また、産道感染した場合は全身型を呈することが多いといわれています。

クラミジア感染が妊娠に及ぼす影響

クラミジアに感染すると、短期間の内に上腹部から腹腔内へと感染が広がる可能性があります。感染初期では自覚症状に乏しいため、早期に治療を受けることが難しく、感染後に長期間経過して骨盤腔へと広がり、卵管閉塞や卵管周囲癒着を起こす恐れがあります。それにより、不妊を招くことに繋がります。また、妊婦が感染すると陣痛を誘発させるため、妊娠初期で流産、妊娠中期で早産の原因になります。

妊娠中はコンドームの使用を特に徹底しよう

妊娠中でなくてもコンドームを使用して性感染症を防ぐことが重要です。コンドームを使用せずに性行為を行うと、サイトメガロウイルスや単純ヘルペスウイルス、クラミジアなどに感染する恐れがあります。

前述したように、これらの性感染症は胎児、新生児に悪影響を及ぼす可能性があるため、妊娠中の性行為の際には必ずコンドームの使用を徹底し、性感染症を予防することが大切です。

また、唾液を介して感染することもあるため、オーラルセックスも避けましょう。

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