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授乳中にアルコールを飲んでしまったときの対処法は?

更新日:2018/05/16 公開日:2016/04/26

母乳育児のよくある疑問

授乳している期間、アルコールや服用薬の摂取は避けるべきといわれています。妊娠前にお酒をよく飲んでいた人は、飲みたくなるときもあるでしょう。授乳中のアルコール摂取について、ドクター監修の記事で解説します。

授乳中は、お酒は絶対に飲んではいけないのでしょうか。授乳期間中のアルコール摂取について、飲んではいけないといわれる理由や、飲んでしまった場合の対処について解説します。

授乳とアルコール

母乳は、母親の血液から作られます。授乳中の母親がお酒を飲んだ場合、血中アルコールの80~90%が母乳に移行。そのため、飲酒後すぐに授乳すると、アルコール度の高い母乳を赤ちゃんに与えることになります。赤ちゃんは内臓が未発達であるため、アルコールの分解・処理能力がほとんどありません。母親が大量のアルコールを摂取すると、赤ちゃんがアルコール中毒になることもあります。

母親が摂取したアルコールは、時間をおけば体内で分解されます。米国の研究では、缶ビール1本、ワイン1杯程度の量は、2時間半ほどでアルコール濃度がゼロになるといわれています。しかし、日本人を含む黄色人種は、黒人や白人と比べてアルコール分解酵素が少ないのが特徴。また、ホルモンや体格などの違いにより、男性より女性のほうがアルコールを分解しにくい、ともいわれています。授乳中の飲酒は避けたほうが安心です。

新生児に授乳している期間は飲酒厳禁!

生まれて間もない新生児は、とくに体力が少なく内臓も未発達です。2時間おきに授乳しているのであれば、母親の体内でアルコールが完全に分解される前に授乳することになります。アルコールの影響を受ける可能性がかなり高くなりますので、この時期の飲酒は避けてください。

お酒を飲んでしまったときの対処法

お酒を飲んでから30分~1時間程度しかたっていないときは、母親の血中アルコール濃度が高くなっています。母乳に含まれるアルコール濃度も高いため、授乳はせず、搾乳して捨てましょう。

体内の血中アルコール濃度が十分に下がると考えられる、飲酒後2~3時間後になるまで、母乳での授乳は行わないでください。また、飲酒時は赤ちゃんとの添い寝も避けましょう。

どうしてもお酒が飲みたいとき

育児で疲れているときは、お酒が飲みたくなることもあるでしょう。少量のアルコールなら、気持ちもリラックスして、ストレスから解放されるという効用もあります。どうしても飲みたくなったら、低濃度のアルコールを少量にとどめておきましょう。アルコールの量は0.3g/kgが目安です。体重が50kgの人なら、ビールは1缶(350ml)、ワインはグラスに軽く1杯程度の量になります。

ただし、体内にアルコールが残っている場合、必ず母乳から赤ちゃんにアルコールが行くことを忘れないでください。お酒を飲むときは授乳直後にし、次の授乳時間まで十分な時間があるかどうかを確認しましょう。授乳時間をメモするなど、覚えておくことをおすすめします。飲酒後は十分な時間をおき、酔いがさめた状態で授乳します。酔った状態で乳房が張ってきたときは、アルコールを含んだ母乳である可能性が高いので、搾乳して捨てましょう。