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脂肪吸引で内臓脂肪は取れるの?

更新日:2016.12.09
公開日:2016.05.20
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この記事の監修者
城本クリニック 四日市院長 中島義明

体につく脂肪には、「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2種類があります。脂肪吸引で皮下脂肪は取り除くことができますが、内臓脂肪は可能なのでしょうか。皮下脂肪と内臓脂肪の違いもあわせて解説していきます。

皮下脂肪を取り除く脂肪吸引ですが、内臓脂肪は取り除くことができるのでしょうか。

脂肪吸引手術では内臓脂肪は除去できない

体につく脂肪(体脂肪)には、「皮下脂肪」と「内臓脂肪」があります。

  • 皮下脂肪…皮膚のすぐ下(筋肉の上)に蓄積する脂肪で、外からつまむことができる脂肪です。二の腕やお尻、太もも、下腹などにつきやすい傾向があります。
  • 内臓脂肪…内臓周り(腸間膜)に蓄積する脂肪で、増えるとお腹が出てきます。外からはつまむことができません。

ダイエットをすれば、この両方の脂肪を落とすことができますが、脂肪吸引の場合は、皮下脂肪しか吸引できません。内臓脂肪は、胃や腸を覆う「腸間膜」という部分に蓄積しています。内臓に近すぎるため、脂肪吸引で取ることができないのです。

男性は内臓脂肪がつきやすいため効果が得られないことも

脂肪吸引というと、女性が受ける施術というイメージが強いかもしれませんが、男性に対応しているクリニックも多くあります。

ただし、女性は皮下脂肪がつきやすいのに対して、男性は内臓脂肪がつきやすいです。また、男性は皮膚が分厚かったり、筋肉が多かったりもするので、皮下脂肪が多いように見えても、実は、たるんだ皮膚と筋肉+内臓脂肪がほとんどで、皮下脂肪はそれほどついていないケースもあります。

こうしたことから、男性の場合、脂肪吸引の施術を受けても、女性のときのように大きな変化が得られない可能性があります。ただし、まったくメリットがないわけではありません。皮下脂肪を除去することで体が動かしやすくなり、結果的に内臓脂肪が減りやすくなることもあります。

男性の脂肪吸引については、『男性の脂肪吸引手術について』の記事でも解説しています。

内臓脂肪は生活習慣の改善である程度落とすことができる

ぽっこりお腹の原因となる内臓脂肪。脂肪吸引で内臓脂肪は取れないと聞くと、ガッカリする人もいるかもしれません。しかし、内臓脂肪は、食べ過ぎや運動不足ですぐに蓄積されてしまう反面、こうした生活習慣を改めれば、比較的落としやすい脂肪です。

一方の皮下脂肪は、長期的にエネルギーを蓄えるための脂肪であるため、なかなか燃焼されず、落としにくい傾向があります。

ですから、皮下脂肪だけを脂肪吸引で除去するというのは、ある意味、理にかなっていると言えるかもしれません。

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