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足底筋膜炎の治療(湿布・装具・衝撃波・手術)

更新日:2018/06/05 公開日:2016/05/23

足底筋膜炎の基礎知識

足底筋膜炎の治療は、手術をしない保存療法がメインです。装具療法や超音波を使ったものや、痛みに対しては外用薬や局部注射など、症状によって細かな治療が必要です。ここでは、足底筋膜炎治療の内容についてドクター監修の記事で解説します。

足底筋膜炎は歩行に支障をきたすこともあるので、適切な治療を受けなければ生活の質の低下を招いてしまうことがあります。治療法にはどのようなものがあるのでしょうか。

足底筋膜炎の治療法

足底筋膜炎の治療の基本はまず、休息と安静です。無理をして歩行や運動を重ねてしまうとより炎症が悪化するうえに、足底筋膜に起きているダメージが回復せずに慢性化してしまいます。無理に運動を継続するのではなく、一度しっかりと足を休ませる事が必要です。

しっかりと足を休ませた上でもまだ強い痛みが生じていたり、症状の軽快に時間がかかったりする場合は、下記のような手術を行わない保存療法を用います。

装具療法

足底筋膜をサポートしてくれるようなインソールなどの装具を身につけることで、足底筋膜の炎症を軽減させる方法です。装具は取り外しができるため、非常に簡単にできる治療法として頻繁に用いられています。

体外衝撃波治療

痛む部分に超音波エコーを当て、焦点を確認しながら患部に衝撃波を照射する、難治性の足底筋膜炎に対して行われる治療法です。

これまで難治性の足底筋膜炎に対して行われる治療法としては、足底筋膜の一部を切除する手術療法しか選択肢がありませんでしたが、手術をせずに除痛できる方法として高い評価を得ています。

体外衝撃波治療について、詳しくは「足底筋膜炎の体外衝撃波治療とは」をご参照ください。

痛みへの対処法

湿布や塗り薬などの外用薬

まず、一番多いのは鎮痛消炎効果のある湿布や塗り薬などの外用薬を用いることです。継続して続く痛みは日常の生活に支障をきたしてしまうので、痛みのコントロールを行うことで生活の質を落とさずに済みます。しかし効果のほどに関しては個人差が大きいようです。

ステロイドの局所注射

ステロイドには強い炎症の抑制作用があり、局所注射を足底筋膜部分にすることで、痛みが和らぎます。難治性の足底筋膜炎の患者に対する治療法の一つです。

状態によっては手術が検討される

足底筋膜炎が非常に悪化している場合には、手術を検討することがあります。踵骨(しょうこつ)というかかとを作っている骨から足の指の方向に向かって足底筋膜が伸びており、この足底筋膜の一部を除去する手術が行われます。保存的治療を続けたものの、長期間改善が見られない場合に選択されることがありますが、手術は非常に稀です。

最近では、体外衝撃波治療が難治性の足底筋膜炎の治療に用いられることが多くなり成績も良好ですが、まだ実施できる施設が限られているのが難点です。

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