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足底筋膜炎の患者に見られる骨棘(こつきょく)とは

更新日:2018/06/05 公開日:2016/05/23

足底筋膜炎の基礎知識

足底筋膜炎では、レントゲン写真においてかかとの骨部分に棘(とげ)のような突起が認められることがあります。ここでは、足底筋膜炎でできることのある棘のような骨「骨棘(こつきょく)」について、ドクター監修の記事で解説します。

足底筋膜炎では、かかとの骨部分に「骨棘(こつきょく)」ができることがあります。骨棘とはどのようなものか、その概要や骨棘の原因などを解説します。

足底筋膜炎とは

私たち人間の足は、いくつかの骨が前後方向と横方向にできるアーチ構造になっています。そして、歩行時や起立時に受ける衝撃を吸収します。このアーチを下から支えているのが、かかとから足の指の付け根まで広がる「足底筋膜」と呼ばれる膜状の腱組織です。足底筋膜炎とは、この組織に細かい断裂が生じ、炎症が起こる病気のことを指します。

足底筋膜炎の症状や原因、治療法に関する詳しい解説は、『足底筋膜炎とは?症状・原因・治療』をご参照ください。

足底筋膜炎で見られる踵骨棘(しょうこつきょく)

骨棘は、突き出たように形成される棘(とげ)のような骨のことです。足底筋膜炎では、かかとに骨棘ができることがあります。かかとにできる骨棘は、「踵骨棘(しょうこつきょく)」と呼ばれます。

これは、かかとの骨に余分な骨が増殖してできたもので、踵骨棘は足底筋膜炎の患者にしばしば見られる症状です。踵骨棘ができているかどうかは、レントゲン写真やCTなどにより確認することができます。ただし、足底筋膜炎でも踵骨棘が見られない場合もあり、踵骨棘ができているからといって足底筋膜炎であるという診断はできません。

踵骨棘が痛みの原因になるわけではない

足底筋膜炎は、骨棘ができることで痛みが出るわけではなく、痛みはあくまで炎症によるものです。踵骨棘ができていても痛みが少ない人もいれば、踵骨棘がなくてもひどく痛む人もいます。つまり、踵骨棘は足底筋膜炎の痛みには影響を与えないと考えられます。

以前は踵骨棘が痛みの原因と考えられ、踵骨棘をとる手術が行われていたこともありますが、現在ではほとんど行われていません。

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