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足底筋膜炎でのサポーターの有効性

更新日:2019/08/26 公開日:2016/05/23

足底筋膜炎の基礎知識

足底筋膜炎のケアとして、サポーターは有効なアイテムのひとつです。サポーターを用いることで、日常生活での足への負担を減らすことができます。足底筋膜炎に対するサポーター種類や種類別の役割をドクター監修の記事で解説します。

足底筋膜炎の症状と原因

足底筋膜炎は、かかとから足の指の付け根まで広がっている足底筋膜に細かい損傷が生じ、炎症が起こったような状態になる病気です。主な症状は、歩行時などに起こる足の裏の痛みです。特に走ったり、跳ねたりすると強い痛みが起きます。かかとの前方から中央の土踏まず、かかとから遠い足の指の付け根のほうの足底筋膜の順で痛みが出やすいといわれています。

足底筋膜炎の原因は、スポーツや肥満などにより、足に負荷がかかることといわれています。

足底筋膜炎の治療方法

足底筋膜炎においては、まず休息と安静が治療の基本となります。しっかりと足を休ませ、ダメージを回復させるためです。

足を休ませても強い痛みが継続する場合などは、インソールを用いた装具療法や、キセノン光による温熱効果で血流を促進し、組織の修復を促すキセノン光治療などが行われます。また、湿布や塗り薬といった外用薬を用いたり、ステロイドを局所注射することで痛みへの対処も行われます。

基本的には上記のように、手術を行わない「保存療法」で治療を行いますが、状態によっては手術が検討される場合もあります。

足底筋膜炎の治療方法については『足底筋膜炎の治療(湿布・装具・衝撃波・手術)』をご覧ください。

それでは、足底筋膜炎においてサポーターはどのような役割を果たすのでしょうか。

足底筋膜炎に対するサポーターの役割

足底筋膜炎は、前述のとおり足裏を支える足底筋膜が断裂したり、炎症を起こしたりすることで、歩行に支障をきたした状態を言います。

足底筋膜炎の治療の基本は安静とストレッチやマッサージといった保存療法です。それにあわせて足裏アーチを支える足底筋膜の負担を軽減することも重要です。サポーターを利用することで、足裏アーチやかかとを支え、歩行による負荷を軽減できます。また、足の動きを固定できるので、無理な動きがなくなり、痛みの軽減につながります。

足底筋膜炎に有効なサポーターとは

「足底筋膜炎のサポーター」と言っても、ベルトで土踏まずを固定するもの、靴下のような形で足裏の衝撃をやわらげるもの、痛みの出やすいかかとへの衝撃を吸収するジェルが入ったものなど、さまざまな種類があります。

選ぶ際は、着けてみてかかとの位置が不安定になったりぐらついたりしないものを選びましょう。かかとの位置が不安定になると足底筋膜も緊張しやすくなり、症状を悪化させてしまうことがあります。

サポーターで必ずしも改善するとは限らない

サポーターを装着することで足底筋膜の負荷が軽減され、足裏の痛みの改善が期待できます。しかし、必ずしもすべての人に効果があるわけではありません。

足の動きを固定することで、かえって筋肉が硬くなり悪化してしまう場合もあります。しばらく着けてみて症状に改善が見られない場合は、無理に続ける必要はありません。

また、前述した通り、サポーターはあくまで足底筋膜への負荷を軽減するためのものであり、サポーターだけでの治療は難しいと言えます。

安静、保存療法を基本とし、サポーターは補助的な役割と考えて使用しましょう。

足底筋膜炎が疑われる場合は何科を受診すればよいか

足底筋膜炎が疑われる症状が出た場合は、整形外科を受診してください。

足の裏が痛む病気は、足底筋膜炎だけではありません。痛風や細菌性の関節炎という可能性もあります。そのため、医師による診断を受けるようにしましょう。