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救急車を呼ぶのはどんなとき?正しい救急車の呼び方

更新日:2018/06/08 公開日:2016/05/23

知っておきたい救助の知識

家庭内や外出先で救急車を呼ぶ際、必ず質問される項目があります。事前に知っておくことで慌てず対処できます。救急車を呼ぶのはどんな時なのか、正しい救急車の呼び方について、ドクター監修の記事で解説します。

救急車を呼ぶかどうか迷った時に、どのような内容をどのような手順で伝えたらよいのか見ていきましょう。

救急車の呼び方の手順

意識がない傷病者の周囲に介助者や協力者が複数いるときは、119番通報して救急車を呼ぶ人、傷病者の状態を確認する人、AEDを手配する人、心肺蘇生を担当する人など、分担して迅速に作業を進めることができます。

消防本部と応対する人が別でいるなら、並行して傷病者の「意識はあるか」「脈はあるか」「手足は動くか」「呼吸をしているか」「瞳孔は拡大しているか」「出血はあるか」などが確認できれば、傷病者が置かれている状態を迅速に救急隊に伝えることができます。

119番に伝える必要事項

119番通報をすると、指令員が救急車の出動に必要な項目を順番に尋ねてきます。その際、慌てず、ゆっくり答え、情報を正確に伝達してください。

  1. 「火事ですか、救急ですか」:救命処置の場合は「救急です」。
  2. 「住所はどこですか」:救急車に来てほしい住所を「市町村」名から伝え、目印となる国道・県道や建物名、交差点名なども伝えます。
  3. 「どうしましたか」:伝えることは「誰が」「どのように」「どうなったか」を簡潔にまとめて伝えます。意識の有無や呼吸の状態も伝えられれば対応が早くなります。たとえば、「路上に倒れている人がいて意識不明です。今から心肺蘇生を始めます」
  4. 「おいくつですか」:不明なときには「50歳代に見えます」など、わかる範囲で伝えます。
  5. 「あなたの名前と連絡先を教えてください」:救急車が出動したあとでも連絡がつく電話番号を知らせてください。

サイレンが聞こえたら

傷病者の応急手当をしている人以外にも協力者がいるときには、サイレンが聞こえるほうに向かい、救急車が来そうなところで待機して現場を案内します。少しでも早く到着することで救命の可能性が高まります。

自宅に倒れた傷病人がいるときには、救急隊との同行を念頭に家族は「家の戸締り」「火の元の確認」をしておきます。また、119番通報した段階で保険証や診察券、傷病者の靴、服用中の薬やお薬手帳、お金を用意しておきます。乳幼児の場合は、紙おむつや哺乳瓶、母子健康手帳、タオルがあると便利です。

携帯電話からの119番の注意点

固定電話からの119番通報は、通報地点の消防本部につながりますが、携帯電話からの119番通報は携帯電話会社のネットワークに接続されるため、掛けている地点の消防本部につながるとは限りません。

ただ、現場を担当しない消防本部につながっても、救急車が出動する消防本部へ転送されるので問題は生じません。通報後、119番通報を掛けた携帯電話に現場を管轄する消防本部から問い合わせの連絡が入ることもあるので「電源は切らず」「現場の近く」で待機します。

救急車を呼んでいいのかわからないとき

急な病気やケガをしたとき、「救急車を呼んだほうがいいのか」「呼んでもいいのか」「自分で病院に行けばよいのか」「どこの病院がよいのか」と、いろいろ迷ってしまうことがあります。そのようなとき、相談に乗ってもらえるのが住んでいる都道府県や市町村の「救急相談窓口」です。

東京都は「救急相談センター」、大阪府や奈良県では「救急安心センター」の名称で、電話番号は同じく「#7119」です。そのほか、各都道府県には「小児救急医療電話相談事業」(#8000)の相談窓口が開かれています。迷った場合はまず、こちらに相談してみるのもよいでしょう。