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淋病にかかっているとHIV感染率が上がるって本当?

更新日:2017/02/15 公開日:2016/05/20

淋病のよくある疑問

淋病があるとHIVをはじめとした性感染症の感染率が高くなります。淋病の疑いがある症状が現れたら、淋病だけでなくHIVの検査も推奨されます。重複感染する理由や予防について、ドクター監修のもと解説します。

淋病は早く治しておかないと、HIVをはじめとするさまざまな性感染症に感染しやすくなります。

淋病患者はHIV感染しやすい

淋病と同時感染が認められる性病で、一番多いものはクラミジアですが、淋病に感染すると、HIVや尖圭コンジローマ、梅毒などにも感染しやすくなります。性行為で感染するという感染経路が同じであることは、大きな理由の一つです。

また、淋病に限ったわけではありませんが、性器の粘膜に炎症があるということは、細かい傷があるということ。そこからHIVを含めた他の細菌やウイルスが容易に侵入できるということです。性行為で感染する病気は、重複感染の可能性があると言えるでしょう。

HIV感染が疑われる症状

淋病に感染すると、2~3週間後に発熱や頭痛、のどの痛み(咽頭痛)、筋肉痛、皮膚のできもの、リンパ節の腫れなど、インフルエンザのような諸症状が出現します。ただし、症状の程度は、激しいものからほぼ無症状のものまで人によってさまざまです。初期症状は数日から10週間ほど続き、通常は自然に収まります。

この時期に検査・診断ができれば早期に治療に入ることができ、治療経過も順調に進みます。しかし、HIV感染には特の症状というものがないため、感染に気づかず生活を続けている人も多くみられます。淋病の感染が疑われる場合、HIVの検査も受けておくとよいでしょう。

性感染症を予防するには

淋菌に感染し、尿道炎で医療機関を受診する男性の20~30%にクラミジアの重複感染が認められることが報告されています。細菌によって粘膜に炎症が起こると正常なときと比べて2~5倍も感染しやすくなり、さらに炎症が進んで潰瘍になってしまうと感染しやすさは50~300倍に上るといわれています。

淋病やHIVなどの性感染症にかからないためには、予防することが一番です。感染経路がほぼ性行為に限られる淋病については、よく知らない相手との性行為を避けるだけでも感染率はずいぶんと下がるでしょう。そして、性行為に及ぶ時にはコンドームを必ず使用しましょう。コンドームで感染のリスクがゼロになるわけではありませんが、大きく感染率を下げることができます。