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しびれに効果的な漢方薬

更新日:2016/12/09 公開日:2016/04/28

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はっきりとした治療法が確立されていない「しびれ」には、漢方薬による治療で改善が見込めるケースがあります。ここではしびれに効果的な漢方薬を漢方専門医の監修のもとご紹介します。

しびれは循環系や神経系などの原因が考えられます。西洋医学的診断がなされていても治療法が確立されていない場合が多いと思われます。しかし東洋医学においては、しびれに対して有効である漢方薬の処方があります。

しびれの症状

症状としては血行障害や痛み、筋緊張にともない出現するケースが多いです。糖尿病性神経障害によるものもあります。他には、更年期などのホルモンバランスや、精神的な原因によるものがあります。

しびれに処方される漢方薬

八味地黄丸(はちみじおうがん)

体力は普通か虚弱な方に使用します。特に高齢者に頻繁に使用され、胃腸機能が健全で、腰部および下肢の脱力感、冷え、しびれ、頻尿を目標に使用します。

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

八味地黄丸に、利尿作用のある牛膝(ごしつ)と車前子(しゃぜんし)という生薬を加え、しびれや痛み、尿量減少や浮腫(むくみ)が強く、胃腸機能が正常な場合に使用します。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

体力はない方に使用します。脈や腹力は弱く、胸の痞えや背中が急に熱くなったかと思うと、あとに寒くなるという症状があって、いわゆる不定愁訴が多い場合に使用します。昔から女性の心気症的傾向の症状に繁用されます。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

腰仙部の冷感が強く、のぼせ、便秘傾向があり、腹壁の緊張が強いものに使われます。牡丹皮(ぼたんぴ)を配合しているため少し冷たい性質が加わっておりますが、同時に桂皮(けいひ)も配合されているため温める性質もあります。血管の微小循環の改善が期待できます。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

弛緩性の便秘で体格がよく、体力のある方に使用します。左下腹部の抵抗、圧痛があり便秘、のぼせ冷えの症状、頭痛、めまい、肩こり、耳鳴り、不眠などの精神症状や腰痛、月経痛をともなう場合に使用します。血管の微小循環の改善が期待できます。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

冷え症の代表的な処方です。体力がない方に使用します。当帰(とうき)、呉茱萸(ごしゅゆ)、細辛(さいしん)が身体を温める効果のある生薬です。寒冷のために手足が冷えて痛み、下腹部痛、腰痛、頭痛、全身の倦怠感を訴える場合に使用します。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

比較的体力のある方に使用します。臍の上部や下部に動悸があって便秘傾向があり、不眠、多夢、不安、抑鬱などさまざまな神経症が強い場合に使用します。腰から下が何となく重いという症状もこの漢方薬を使用する目安になります。のぼせを改善する桂皮、利尿作用を有する茯苓、鎮静作用のある竜骨・牡蛎(ぼれい)を配合しています。メーカーによっては大黄を含んでいる場合といない場合とがあります。

附子(ぶし)末の使用方法

神経痛や冷えなどに使用されます。八味地黄丸や当帰芍薬散など、幅広く併用されることがあります。投与目標は寒がりや手足の冷え、吐気や水瀉性の下痢、めまい、動悸(どうき)などの症状に使用します。

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