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年々増加している近視!その原因とは

更新日:2017/03/15 公開日:2016/06/23

近視の基礎知識

近視の原因には、遺伝的要因と環境的要因が関係していると考えられています。また、近年では成長期に近視になるケースばかりではなく、大人の近視も増えているといわれています。近視の原因について、ドクター監修のもと、ご説明します。

いろいろな要因が関係しているといわれている近視。その原因について、わかりやすくご紹介します。

近視の原因となる2つの要因

近視の原因には、遺伝的な要因と環境的な要因が関係していると考えられています。

遺伝的な要因

必ずしも遺伝が影響しているとはいえませんが、親が近視の場合、子供が近視になる可能性は比較的高いため、遺伝的な要素が複雑に絡んでいるのではないかと考えられています。

環境的な要因

はっきりとした原因は認められていませんが、一般的な近視の場合、環境も影響していると考えられています。特に、勉強や読書、携帯電話、スマートフォン、パソコンなどのディスプレイを見る作業を長時間続けていると、目が疲れ、近視の原因となるともいわれています。

なぜ、成長過程に近視になる子供が多いのか

体の成長には、速い人や遅い人がいるように個人差があります。同じように、目の組織も人によって発達に差があります。ここで注目したい目の組織は眼軸です。眼軸の長さは、成長にともない伸びていきます。眼球の眼軸が伸びていくことでピントが合わせにくくなる状態を「軸性近視」といい、遠くを見たときに、遠くのものがぼやけて見えるようになってしまいます。

成長にともなう眼軸の長さのバランスが変化することから、成長過程に近視になる子供が多くなると言えます。新生児は眼軸の長さが短く、たいてい遠視の状態になっていますが、角膜・水晶体の屈折力が強くなっているので、それほどひどくはありません。また、角膜・水晶体の屈折力は、眼軸の長さが伸びるとともに弱くなり、全体のバランスが調整されるようになります。しかし、環境の影響などでこれらのバランスが崩れると、近視になると考えられています。

また、「軸性近視」とは別に、近いものをずっと見続けるなどした結果、眼のレンズを調節する筋肉が収縮し、一時的に遠くが見えにくくなってしまう「仮性近視」という症状があります。仮性近視の状態が長く続くと近視に進行してしまうため、「正しい姿勢を心がける」「長時間、同じ作業をしない」「定期的に遠くと近くにピントを合わせる」などの工夫が必要です。詳しくは、『一時的な近視「仮性近視」の進行を防ぐ方法』をご覧ください。

眼精疲労で裸眼視力は落ちてしまうのか?

一般的に環境の影響による視力低下は成長期におきると考えられてきましたが、現在は20代を過ぎても近視が進み、裸眼視力が落ちることがあります。個人差はありますが、この視力低下は「眼精疲労」を治療することで、治療後に裸眼視力が0.1~0.2位上がることもあったため、眼精疲労と視力低下には関連があると考えられています。

眼精疲労とは?

眼精疲労とは、眼の一時的な疲労だけでなく、ドライアイや眼痛、肩こりなど身体のさまざまな場所にまで影響がおよび、それが慢性的に繰り返される状態を指します。生活環境を変えるなど、改善策をとらない限り症状が治ることはありません。

また、パソコンや携帯など画面を近くで見続けることによる目の疲労や精神的なストレスなどによる目の疲労も、視力の低下につながっているともいわれています。

近視の人々の数は年々増加傾向にあり、大人の近視は、パソコンワークなどの目の酷使も影響していると言えます。仕事上の難しさもあるかと思いますが、目の休憩時間をつくったり、あまり目を疲れさせない工夫を取り入れたりすることをおすすめします。