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顔面神経麻痺の症状について

更新日:2016/12/09 公開日:2016/06/16

顔面神経麻痺の基礎知識

顔面神経麻痺とは、顔の表情をつくる表情筋の動きをつかさどる顔面神経が傷つき、顔面を動かせなくなる病気ですが、具体的には、どんな症状が現れるのでしょう?ドクター監修の記事で、その症状をお話してきます。

顔面神経麻痺とは、表情筋を動かす顔面神経が麻痺することで、脳から指令がうまく伝わらず表情をコントロールできなくなります。顔面神経麻痺の症状には、どのようなものがあるのでしょうか。

顔面神経麻痺の症状

顔面神経麻痺には、いくつかタイプがありますが、もっとも発症率が多い「ベル麻痺」は、前触れなく顔半分が動かなくなるのが特徴です。

ベル麻痺の症状

  • 飲み物を口に含むと、片側の口角からこぼれる
  • 片方の頬がはれぼったい
  • 片方のまぶたが閉じず、無理に目をつぶろうとすると白目になる
  • 笑うと顔が曲がる
  • 口が動きにくくなり、うまくしゃべれない
  • 頬をふくらませることができない
  • 口笛が吹けない
  • 片側の表情が乏しい
  • 顔の片側がゆがむ

耳に出る症状

顔面神経の中には、鼓膜を収縮させ耳小骨筋反射を起こす神経も含まれています。この神経は、大きな音が耳に入ったときに、内耳(鼓膜の奥)を守っています。顔面神経麻痺になると、この神経も麻痺し、麻痺した側の耳が過敏になり、音が大きく響くように感じることがあります。

舌に出る症状

舌には、前方の3分の2に存在する味蕾(みらい)に、味を認識する「特殊感覚繊維」があります。顔面神経麻痺になると、麻痺して味覚障害をともなうことがあります。

目に出る症状

顔面神経には、涙腺に分泌刺激をもたらす「分泌副交感神経線維」も含まれています。顔面神経麻痺になると、涙の量が少なくなることがあります。さらに、目が閉じにくく、まばたきの回数が減ると、角膜が乾燥しやすくなります。その場合、目に水分を補給し保護しましょう。角膜に潰瘍ができるなど、深刻な事態に陥ることもあるので注意が必要です。