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耳管狭窄症の治療法とは?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/06/25

耳管狭窄症

耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)の治療は、まず根本的な原因と考えられる病気(鼻炎、上咽頭炎など)を改善させます。薬で炎症を抑える、カテーテルを使って耳管に直接空気を送り込むなど、原因によって治療法はさまざまです。

耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)の主な治療法についてみていきましょう。

まずは原因となる病気の治療

耳管狭窄症の治療には、まず原因となる病気の治療が必要です。風邪やアレルギーなどによる鼻炎や副鼻腔炎、上咽頭炎、扁桃炎といった鼻やのどの炎症が原因であれば、鼻汁の吸引、またはネブライザー(吸入)治療を行って耳管の開口部の炎症を取り除きます。また、耳管の粘膜に炎症を起こして腫れてしまい、耳管自体が狭くなっている場合は、炎症を抑える薬を処方します。滲出性(しんしゅつせい)中耳炎を合併していることもありますが、鼻水のような液体が中耳や耳管にたまっている場合は、粘液溶解剤を使って取り除きます。

これらの治療で鼻の奥や耳管の炎症が治まれば、同時に耳管狭窄症も治まっていくでしょう。

耳管通気療法(じかんつうきりょうほう)も有効な治療法

「耳管通気療法」とは、耳管に直接空気を送ることで耳管の狭まりを改善させる治療方法です。子どもに対しては、「ポリッツエル球」というゴム製の気球のような形をした器具を使って通気を促します。成人の場合は、通気カテーテルを使用します。

耳管通気療法は耳管の塞がりに直接作用するため、何度か耳管通気を行うことで症状が改善する有効な治療法です。しかし、もともと耳が詰まりやすい人は耳管狭窄症を再発する可能性があります。一度症状が良くなっても、また耳管が塞がってしまうことも少なくありません。根気よく治療を続けることが大切です。

子どもへの治療にはアデノイド切除も考えられます

アデノイドとは、リンパ組織の一つで咽頭扁桃ともいわれ、扁桃腺(口蓋扁桃)などと同じのどの奥(上咽頭)にあり、身体の免疫力に関係しています。アデノイドの場所にはちょうど耳管の開口部があるため、アデノイドが大きかったり炎症が起きたりすると耳管の開口部も影響を受けて炎症を起こすことがあります。

アデノイドは薬による治療では小さくならないため、必要であれば切除手術を行うこともあります。しかしながら、一般的にアデノイド自体は4歳~6歳ごろに最大となり、第二次性徴前の10歳ごろを過ぎると急激に小さくなることから、軽症であれば通院しながら様子を見るのもよいでしょう。