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甲状腺機能低下症の食事について

更新日:2016/12/09 公開日:2016/06/28

甲状腺機能低下症の基礎知識

「甲状腺機能低下症」は、甲状腺の働きが低下して、甲状腺ホルモンの分泌量が不足した状態のことを言います。今回は、この甲状腺機能低下症になった際の食事の注意点をご紹介しています。

甲状腺機能低下症になった際に、食事でどんなことに気をつければいいのかを見ていきましょう。

海藻類の大量摂取に注意

甲状腺機能低下症になっても、医師からの特別な指示がなければ、基本的には、何を食べても問題はありません。しかし、海藻類の大量摂取には注意が必要です。

というのも、海藻類に多く含まれる「ヨード(ヨウ素)」は、甲状腺ホルモンの材料になる重要なミネラルですが、甲状腺機能が低下しているときに過剰に摂取すると、さらに甲状腺機能を低下させてしまうことがあるのです。

ヨードを多く含む海藻類は、昆布(昆布だし、昆布エキスも含む)、ひじき、わかめ、海苔などです。日本人の場合は、こうしたものが口にする機会が多く、十分な量のヨードを摂取しているので、不足よりも、むしろ過剰摂取になりやすい傾向があります。

健康法として、海藻類を積極的に食べたり、海藻類の成分を中心としたサプリメントを大量に摂ったりしている人が、それを控えると、甲状腺機能低下症の症状が改善する例もあるようです。思い当たる方は、医師に相談してみましょう。

アブラナ科の野菜のとり過ぎにも注意

甲状腺機能低下症の人は、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、芽キャベツ、かぶなど、アブラナ科の野菜のとり過ぎにも注意しましょう。

なぜなら、アブラナ科の野菜には、甲状腺ホルモンの分泌を妨げる「ゴイトロゲン」という物質が含まれているので、治療で服用している「甲状腺ホルモン薬」の働きが阻害されてしまう可能性があるのです。

ただし、これはあくまでも、毎日大量に摂取し続けた場合の話です。普通に食べるくらいなら、特に問題はないので、それほど神経質に考える必要はありません。

肥満、脂質異常症、貧血などの合併症がある場合

甲状腺機能低下症になると、全身の代謝に関わる甲状腺ホルモンが不足した状態になるので、それほど食べていなくても、太りやすくなります。また、脂肪が分解されにくくなることで、血中のコレステロールが増えて「脂質異常症」を併発したり、心臓の拍動が弱くなることなどで「貧血」になったりすることもあります。こうした合併症がある場合は、その食事療法も行いましょう。

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