スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

臍ヘルニアの手術について

更新日:2016/12/09 公開日:2016/06/25

臍ヘルニアの検査・治療法

臍ヘルニアの手術が必要と診断されるのはどのような場合でしょうか。臍ヘルニアの手術について、その内容や経過と再発のリスク、気になる保険適用となるかどうかについてドクター監修の記事でご紹介します。

臍ヘルニアの手術の必要なケースと、手術内容から手術後の経過について見ていきましょう。

臍(さい)ヘルニアで手術が必要な場合

赤ちゃんの臍ヘルニアは1~2歳までに自然治癒することが多いので、症状の程度にもよりますが、経過観察となるケースがほとんどです。手術が必要になるのは、2歳を過ぎても臍ヘルニアが治らず自然治癒が見込みにくい場合、そして成人になってから臍ヘルニアに気付いた、または発症した場合です。

成人の臍ヘルニアは赤ちゃんに比べ、腸内嵌頓(ちょうないかんとん)、つまり腸の一部が臍ヘルニアにはまり込んでしまう確率が高いので、なるべく早く手術を行います。さらに、頻度は低いですが、腸が臍ヘルニアに非常にきつくはまり込んでしまうと、腸への血流が絶たれてしまい絞扼(こうやく)と呼ばれる状態になることもあります。

臍ヘルニアの手術

ヘルニアの原因となっている筋肉の隙間を閉じ、臍ヘルニアが再発しないようにするのが手術の目的です。1時間程度で終わる比較的簡単な手術ですが、全身麻酔を施すため病院や症状にもよりますが、大人ならば日帰りで手術を受けることも可能かもしれません。

手術法には傷がへその中だけに残る「臍内法」と傷がへその外まで達する「臍外法」の2種類があり、多くのケースでは臍内法が選択されますが、症状やへその形状に合わせて医師が必要と判断すれば臍外法になる場合もあります。

手術は保険適用となるのか

医師が臍ヘルニアであり手術が必要と判断した場合は保険適用となります。赤ちゃんの場合は、保険だけでなく乳幼児医療公費の対象となるため、医療費はほとんどかからないことが多いでしょう。

手術後の経過と再発のリスク

手術の成功率は非常に高く、リスクは非常に低い比較的安全な手術です。臍内法の場合、手術の傷もへその中に限られるので、外見上も目立つことはほぼありません。

また、手術後は再発防止のため、1週間くらいはガーゼや綿球をへそに詰めて固定する必要があるかもしれませんが、翌日からは日常生活を送れるようになります。再発のリスクも非常に低いと考えられています。