スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

バイアグラ、シアリスなどED治療薬を指す「PDE5阻害薬」

更新日:2018/01/30 公開日:2016/06/26

ED治療薬の種類

ED治療薬であるバイアグラ、レビトラ、シアリスは、医学的には「PDE5阻害薬」と呼ばれています。あまり一般的な名称ではありませんがPDE5阻害薬とはどのような薬で、どう作用するのか、ドクター監修のもと詳しく説明します。

ED治療に使われる「PDE5阻害薬」とはどのような薬なのでしょう?EDに対する効果をくわしく解説します。

勃起の仕組みとPDE5阻害薬

勃起は、男性の陰茎内にある陰茎海綿体(細い糸のような血管が無数に集まったスポンジ状の器官)に血液が流れ込み、膨れ上がることで引き起こされます。この時に重要な役割を果たすのが「サイクリックGMP(グアノシン一リン酸)」という物質です。サイクリックGMPには血管を拡張させる作用があり、この物質が陰茎内の細胞内で増えることで多量の血液が陰茎に供給され勃起を促します。

一方、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)はサイクリックGMPを分解する作用をもち、射精後や性的興奮がしずまった後に勃起を収束させる役割を担っています。しかし、身体的な障害や心因的な問題で性交時にPDE5が増えすぎると、サイクリックGMPが過度に分解され勃起に支障が出てしまいます。

このPDE5の働きを阻害するのがPDE5阻害薬です。体内のPDE5の働きを抑えることで勃起不全(ED)を解消する仕組みとなっているのです。

バイアグラ、レビトラ、シアリスはそれぞれ有効成分が違う

日本で承認されているED治療薬はバイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類があり、これらはいずれもPDE5阻害薬です。

しかし、それぞれ有効成分が異なり、バイアグラは「シルデナフィル」、レビトラは「バルデナフィル」、シアリスは「タダラフィル」を含み、それぞれ特色が違います。作用や効果にも差があるため、3種類のなかから目的や使用状況、体質などに合ったものを選ぶことができます。

他の疾患治療で使われるケース

PDE5阻害薬は、ED治療以外で用いられる場合があります。

バイアグラの有効成分である「シルデナフィル」は、国から難病として指定されている「肺動脈性肺高血圧症」の治療薬として認可を受けています。商品名はバイアグラではなく「レバチオ」です。

シアリスの有効成分である「タダラフィル」は、クエン酸シルデナフィルと同様に、「肺動脈性肺高血圧症」の治療薬として認可を受けています。商品名は「アドシルカ」です。さらに、タダラフィルは「前立腺肥大症」の治療薬としても承認されています。商品名は「ザルティア錠」です。

ED患者がPDE5阻害薬を使用した際の勃起率は約70~80%といわれ、高い効果があることが証明されています。勃起に対する悩みは人それぞれです。コンプレックスを抱く前に、まずは医療機関で自分に合ったPDE5阻害薬を相談されてみてはいかがでしょうか。