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歯肉炎を予防する方法とポイントとは?

更新日:2018/05/15 公開日:2016/06/29

歯肉炎のよくある疑問

多くの人を悩ませている歯肉炎ですが、歯肉炎を予防するには歯磨きなどの毎日のケアが重要です。ここでは、ドクター監修のもと、歯肉炎の原因を解説し、どうすれば予防できるのか、そのポイントをご紹介します。

歯肉炎が起こる原因

歯肉炎を予防するためには何が大切なのでしょうか。まずは歯肉炎が起こる原因から見ていきましょう。

歯肉炎の主な原因は、口腔内の細菌と歯垢(プラーク)です。プラークには1gの中に100億から1000億の細菌が存在しており、その毒素が歯肉に侵入して炎症を起こすことで歯肉炎を発症します。

プラークは口をゆすぐだけでは除去することができず、日々の歯磨きで除去することが大切ですが、口腔内の清掃が不十分であった場合、プラークが歯の表面に蓄積し始めてからおよそ9〜21日ほど経過すると、歯肉が赤く腫れ、出血をともなうなどの症状があらわれます。

歯肉炎が進行すると歯周病に

歯肉炎も歯周病の中に含まれます。歯肉炎は比較的軽度の炎症で、歯ぐきだけに限局しているものを指します。この歯肉炎を放置した結果、歯ぐきだけでなく歯を支える骨にまで炎症が広がり、影響が出てしまうと、歯周病です。

歯肉炎を予防するポイント

何よりも歯磨きが大切

歯肉炎の予防で一番大切なことは、歯磨きです。歯肉炎は歯ぐきに限られた炎症なので、丁寧な歯磨きを心がけることで、仮に歯肉炎になったとしても改善され、元の状態に戻ることも可能です。

歯肉炎を予防・改善するためには、磨き残しのないように1本1本すべての歯のすべての歯面を磨くことが大切です。歯と歯ぐきの境目や、歯と歯の間、歯並びのよくない部分などは、食べ物や汚れがたまりやすいので、特に丁寧に磨くことが必要です。歯と歯の間は歯間ブラシやデンタルフロスを用いて磨くことも、歯肉炎予防に効果的です。

歯周病予防に効果的な成分が配合されている歯磨き粉や洗口液を使うと、歯磨きによる歯肉炎予防の効果を高めてくれます。歯ぐきの炎症や出血を抑えるトラネキサム酸や、粘膜を引き締める作用のある塩化ナトリウムが配合されているものがおすすめです。

また、歯垢染め出し液などを使用して、きちんとプラークを除去できているか確認するのもよいでしょう。

食習慣の改善

丁寧な歯磨きを心がけて実践していても歯肉炎になりやすい人は、食習慣を見直すと改善されることがあります。糖分の多い食生活だと、歯周病の原因でもある細菌の栄養となる糖分が口腔内に多くなるため、歯肉炎になりやすいという研究結果もあります。糖分の摂取を控えめにするだけでも歯肉炎になりにくくなるのです。

また、日常使っている砂糖を、細菌の栄養分とならないキシリトールやパラチノースといった代用甘味料に替えることで、歯肉炎だけでなく虫歯も予防することができます。

体力の維持

歯肉炎は細菌による病気であるため、体の抵抗力が低下すると歯肉炎を発症しやすくなり、悪化しやすくもなります。

口腔内や歯ぐきには、多くの細菌が常に存在し、体の免疫力が戦っている場所であるため、体の抵抗力が低下することで細菌の活動を抑えることができなくなり、歯肉炎になったり、さらに悪化して歯周炎になったりしてしまうのです。そのためにも、日々の健康を維持し、体の抵抗力を低下させないようにすることを心がけましょう。

唾液の重要性

口腔内の健康を維持するうえでとても重要な働きをしているものが唾液です。

唾液には口腔内を乾燥させないようにする働き以外にも、殺菌成分が含まれており、口腔内の細菌の活動を抑える働きをしています。そのため、唾液の分泌量が少なくなってくると、細菌の活動が活発になり、歯肉炎になったり口臭がするようになるのです。

それでは、どのようにすれば唾液の分泌量を増やすことができるのでしょうか。それは、食事の際によく噛むことです。よく噛むことで唾液の分泌が促進されるようになるので、食事の際はよく噛んで食べるように心がけましょう。また、ガムを噛むことでも唾液の分泌が促されるため、キシリトールが配合されているガムを噛むのもひとつの方法です。

口腔内を乾燥から守るには、口呼吸から鼻呼吸に切り替えることも効果的です。口腔内が乾燥すると唾液の作用が発揮されなくなってしまうため、歯肉炎になりやすくなったり悪化しやすくなったりするのです。そのため、無意識のうちに口呼吸をしている方は、意識して鼻呼吸に切り替えてみましょう。そうすることで歯肉炎の悪化が防げることもあります。

歯科医院での予防と治療

プラークを除去することを「プラークコントロール」と言います。歯科医院では専用の器具を用いて、歯ブラシやフロスだけでは除去しきれないプラークをきれいにクリーニングすることができます。

また、薬とマウスピースを用いて歯周病原菌を除去したり、抗生剤による治療も行われています。 歯肉炎は治療を行っても、日々の歯磨きを怠っていては何度でも再発しやすい病気です。歯科医院でのメンテナンスと組み合わせ、予防に努めましょう。

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