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歯肉炎の痛みはどのようなもの?

更新日:2017/02/06 公開日:2016/06/23

歯肉炎のよくある疑問

多くの人を悩ませる歯肉炎ですが、どのような痛みがどの程度あらわれるのでしょうか。ここでは、歯肉炎で起こる痛みの種類と、歯ぐきの痛みで考えられる他の病気の可能性について、ドクター監修のもと、解説します。

歯肉炎とは

主に歯磨きが不十分であることが原因で、歯に歯垢(プラーク)が溜まって歯肉が炎症を起こし、赤く腫れたり出血をともなうこともある病気です。そのまま放置すると、症状が内部に進行し、歯周病に発展します。

初期の歯肉炎の痛みはほぼない

歯周辺の歯ぐきだけに起きている炎症である歯肉炎では、実は痛みを感じることはほとんどありません。歯肉炎の場合では、プラークを作っている細菌の毒素の影響によって炎症が起こり、痛みを感じることなく出血するのです。

歯肉炎が悪化してしまうと、まれに痛みをともなうこともありますが、初期の歯肉炎ではそのような痛みが出ることはありません。歯肉炎は痛みがほとんど出ることがなく病気が進行していき、痛みが出始めるころには重症化していることがあるため、注意が必要です。

歯ぐきが痛みが出だしたら要注意

歯周病の初期段階である歯肉炎ではほとんど痛みがありませんが、歯肉炎を放置していると炎症が拡がっていき、歯周炎へと病気が進行していきます。

歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目の溝)の深さが3~5mmほどになる中等度の歯周炎にまでなると、徐々に痛みを感じだすようになってきます。歯を支えている骨の一部が失われたせいで、噛んだ時の力を支えきれず歯がグラグラし、噛むと痛みが出ます。

歯周炎は、歯周辺の歯ぐきだけではなく骨の方にまで炎症が拡がっています。また、この痛みが出始めた歯周炎を放置し続けると、さらに炎症が進行して重度の歯周炎となってしまいます。この段階になると歯を支えている骨がほとんどなくなってしまうため、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

そうならないためにも、このような痛みが出だしたら歯科医院を受診することをおすすめします。

歯肉炎の痛み以外の症状

歯肉炎は初期では痛みもほとんどないため、その他の症状で見分ける必要があります。その際は、歯肉の色と形、硬さ、出血の有無に注目しましょう。

炎症を起こした歯肉は弾力がなくなり、ぶよぶよとしていたり、出血することもあります。また、正常な歯肉の表面にはオレンジの皮の表面に似た小さなくぼみ(スティップリング)が見られますが、歯肉炎になると消失します。

歯ぐきが痛い時に考えられるその他の原因

歯ぐきが痛む原因は、歯周病だけではなく他にも考えられます。その他に代表的なものとして根尖病巣(こんせんびょうそう)によるものや口内炎によるものがあげられます。

根尖病巣とは、重度の虫歯をそのままにしたりすることによって歯の根っこの先に炎症が起きる病気です。この病気では歯の根っこの周りに膿が溜まっていることがあるので、膿を出す処置や歯根の内部消毒(根管治療)をしなければなりません。また、歯が内部で割れている場合も歯ぐきに痛みがでることがありますが、この場合も歯科医院での治療が必要です。

口内炎はよく知られている病気ですが、できる場所によっては歯ぐきに痛みが出ることもあります。

このように、歯ぐきが痛む原因はさまざまです。歯ぐきの痛みが気になるときは、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

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