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内痔核の治療法は?内痔核の症状や手術

更新日:2018/05/22 公開日:2016/06/25

痔核の治療・手術法

内痔核の治療で用いられる主な方法について、ドクター監修のこちらの記事でご紹介しています。手術による外科療法の他、保存療法に関する内容や、恥ずかしくて受診できないという女性の悩みを解消する情報もまとめています。

内痔核の治療はどのようにして行われるのかを解説します。痔の治療は男女どちらも勇気のいるものですが、とくに女性が気になるのが女性医師の有無ではないでしょうか。今回は、女性の専門医についての情報も治療方法とともにご紹介します。

女性の専門医がいるなど女性も治療しやすい環境が整っている

日本人のうち3人に1人が痔持ちというデータが存在するほど、痔は老若男女全ての人が発症するリスクを持っています。そのため、女性患者もけして少なくありません。

むしろ妊娠出産のライフイベントや男性より冷えやすい体を持っている分、女性の方が発症しやすいと言えます。ダイエットや生理周期によるホルモンバランスの影響など、便秘になりやすい点も女性の痔の発症リスクを高めている原因です。

近年では、この事実に着目し、女性が受診しやすい環境作りに力を入れている病院も増えてきました。肛門科専門の女性医師の増加もあり、女性専用外来の設置はもはや珍しいことではありません。

外来を完全な女性のみとするレディースデーを設置する病院や、女性専用の入り口や待合室を設ける病院など、その形態はさまざまです。これらの取り組みのおかげで、従来よりも女性が受診しやすい時代となりました。

肛門科を受診した際の診察手順

内痔核の診察、治療は、肛門科にて行われます。受診する際の服装規定はないという病院が多いのですが、横向きになるシムス体位でお尻だけを出して受診できるところもあるため、お尻を出しやすい服が無難です。

病院で受け付けを済ませたら、まずは問診票を記入します。お尻のどこに痛みを感じるか、もしくは痛みはないか、出血の有無やその他の違和感(残便感やしこりがある、など)、かゆみの有無など思い出せる限りの自覚症状を答えましょう。

このとき、恥ずかしくて口に出しては聞けないような質問や、希望などがある場合も、問診票に書いておくと医師に伝わりやすいです。

問診票の記入後は、実際に患部を医師に見せ、診察を受けます。診察ではゴム手袋をはめた指に医療用ゼリーなどをまとわせ、実際に患部に触れて大きさや出血、傷の有無を確かめる「直腸・肛門指診」を行います。肛門の診察では基本的な方法で、痔以外の肛門の病気で受診した場合も行われる診察方法です。

肛門鏡と呼ばれる筒形の道具などを使用し、肛門内の状態を視覚的に確認することが一般的です。お話しだけを聞いて、薬だけ処方されるようなことがあれば他の医療機関へ受診されることをお勧めします。

内痔核の治療法は保存療法

内痔核は、その患者の大多数が手術不要の保存療法となります。薬を使用する他、生活習慣の改善で自然と治っていくのを待つ方法です。

初期段階の内痔核であれば、生活習慣を改善(バランスのとれた食事、排便を我慢しない、長時間いきまない、下半身を温めて血行をよくする、などするだけで快方に向かうケースも多いです。

薬物療法は、Ⅰ度〜Ⅲ度の内痔核に対して、坐薬や注入軟膏など、症状に合わせた選択をします。また、最近ではALTA療法と呼ばれるジオン注射を使用した硬化療法があります。ジオン注射は外科療法に分類されⅡ〜Ⅳ度の内痔核に適応があります。

通院による経過観察が必要ですが、施術時間が短時間で済み、日帰りできることから長期入院が困難な人も気軽に受けられる治療法です。

外科療法による内痔核の治療

内痔核は、そのほとんどが薬剤や生活習慣の改善で治るとされていますが、外科療法が必要となるケースもあります。

症状としてはⅢ度からⅣ度の重症の人が対象で、脱肛状態が戻らない場合に手術をします。

内痔核の手術として一般的なものは、内痔核を直接切除する結紮切除術(けっさつせつじょじゅつ)です。その他にもPPH法や輪ゴムで痔核を縛り壊死させて脱落させる、ゴム輪結紮法、前述のジオン療法など、痔核を切除せずに縮小させ、症状の改善をはかる方法もあります。

従来の痔の手術法では長期入院が当然で、まとまった休みをとれない人はなかなか手術を受けられずに悪化させてしまうこともありました。現在は切除しない手術やジオン注射の活躍により、短期間入院で済む人が多くなっています。手術方法や術後の経過によりますが、1週間程度の入院で行える場合がほとんどです。また、切除範囲や個数によっては必ずしも入院治療を必要としないため、切除手術であっても日帰りで行っている施設もありますので、受診の前にインターネットなどで検索することも、希望にかなった治療を受けるためには必要と思われます。

外科療法については、『内痔核の手術法について』の記事でさらにくわしくご紹介しています。より具体的な内容を知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

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