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産まれたばかりの赤ちゃんの頭にこぶが…頭血腫とは

更新日:2018/06/12 公開日:2016/06/23

頭血腫の基礎知識

赤ちゃんの頭にできるこぶの一種である「頭血腫」。頭血腫の症状や対処法、似た症状が現れる「産瘤」や「帽状腱膜下血腫」との違いについてなど、さまざまな知識をドクター監修のもとで解説します。

生まれたての赤ちゃんの頭にこぶができていたら、びっくりしますし不安にもなるでしょう。でも、あまり心配しなくて大丈夫です。産まれたての赤ちゃんの頭にできるこぶ「頭血腫(とうけっしゅ/ずけっしゅ)」は、脳に悪影響を及ぼすものではなく、さらには自然に治るケースがほとんどです。頭血腫とはどんな病気なのか、また、新生児の赤ちゃんのこぶには別の病気である可能性もあるため、これらについて詳しく説明していきます。

頭血腫とは

頭血腫は、新生児の頭部にできるこぶのことです。赤ちゃんが狭い産道を通過する際に、母体からの圧迫によって骨膜と頭蓋骨の間に内出血が起こり、こぶ状に隆起したものです。触るとフワフワと液体が溜まっている感じがします。押した跡はへこまず、すぐ元に戻ります。

新生児の頭にできたこぶは、頭血腫の他に産瘤(さんりゅう)であるとも考えられます。産瘤はいわゆる「むくみ」で自然現象の1つであり、心配することはありません。

詳しくは 『産まれたての赤ちゃんの気になるこぶ 産瘤とは』 をご覧ください。

頭血腫にかかる新生児は、新生児全体の1.5~2.5%以下です。

また、頭蓋骨の外側の出血なので、頭血腫自体が脳へ影響を及ぼす心配はありません。

詳しくは 『頭血腫の原因について 脳に問題は起こらないの?』 をご覧ください。

頭血腫の症状 どんな症状が出るの?

頭血腫のこぶは、出産後2、3日後に目立ってきます。こぶは放っておいても、自然に血液が体内に吸収されて消えます。頭血腫ができやすい場所としては、頭の左右どちらか一方にできることが多いです。しかし、前頭部や後頭部にできることもあり、両側に複数できることもあります。

頭血腫の出血は、骨膜と頭蓋骨の間で起こるものです。こぶは何枚もある頭蓋骨のうち1枚の範囲にでき、頭蓋骨の境目を超えてできることはありません。

詳しくは 『黄疸が出ることも 頭血腫の症状とは』 をご覧ください。

また、頭蓋骨の境目を超えるこぶは「帽状腱膜下血腫(ぼうじょうけんまくかけっしゅ)」の可能性があります。帽状腱膜下血腫は、頭血腫と同じ頭部の内出血ですが、内出血の起こる層が違います。

詳しくは 『赤ちゃんの頭のこぶ「産瘤・頭血腫・帽状腱膜下血腫」とは』 をご覧ください。

医療機関での頭血腫の治療法は?

頭血腫は2~3週間で自然治癒するため、通常は治療をする必要はありません。むしろ針を刺して血腫を吸引するなどの外科的な処置は、感染症や再出血の危険性があるため、するべきではありません。

こぶの中に溜まっている血液は自然に体内に吸収されていき、そのうち消えるので、自然に任せるのが一番安心なのです。

詳しくは 『頭血腫の診断 見分けかたと治療』 をご覧ください。

このように、産まれたての赤ちゃんの頭にできるこぶは、心配のないものがほとんどです。きちんと医師の診断を受け、異常なしと判断されたのであれば心配ありません。