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のどに効果的な薬にはどんなものがある

更新日:2018/05/28 公開日:2016/07/26

喉にまつわる症状の対処法

のどの痛みや腫れ、咳、痰など、のどの不調を感じた時には、どのような薬を選んだらよいのでしょうか。のどに効果的な薬にはどんなものがあるのか、どう選んだらいいのかなどについて、ドクター監修の記事にて詳しくお伝えします。

のどの薬にはさまざまな種類があり、どれを選べばいいかわからないという方も多いはず。ここでは、のどに効果的な薬にはどんなものがあり、どのように選べばいいかを解説します。

のどの不調に効果的な薬とは?

のどの不調には、痛みや腫れ、咳、痰(たん)、声がかれる、食べ物がつかえるなどいろいろな症状があります。

たとえば、のどの痛みだけがあるとき、総合感冒薬(かぜ薬)を選ぶと、痛みを和らげる成分のほか、それ以外のかぜの諸症状を抑える成分もとることになります。逆に、のどの痛みだけに特化したものを選べば、余分な成分をとらずにすみ、効果も得られやすくなります。

このように、のどがどのように不調なのか、のど以外にも症状があるのかといった状況に合わせて、適切な薬を選ぶことが大切です。

のどの腫れ、痛みに効果的な薬とは?

のどの痛みや腫れがあるとき、その原因はほとんどの場合、ウイルスや細菌によってのどに炎症が起きることにあります。そのため、のどの痛み・腫れに効く薬には、消炎酵素・鎮痛成分・抗炎症成分、抗ヒスタミン成分といった炎症を抑える成分や、原因である細菌を殺菌する成分が配合されています。

消炎効果のある成分にはトラネキサム酸、アズレンスルホン酸ナトリウム、塩化リゾチームなど、鎮痛成分にはアセチルサリチル酸(アスピリン)、アセトアミノフェン、イブプロフェンなどがあります。また、花粉症などでのどがイガイガするときは、ジフェンヒドラミン塩酸塩、クロルフェニラミンマイレン酸塩などアレルギー反応を抑える抗ヒスタミン成分入りの薬を選ぶとよいでしょう。

薬の種類には、錠剤、顆粒剤、カプセルといった内服薬のほか、トローチやドロップ、のどスプレー、うがい薬タイプも。うがい薬、トローチなどには、ポビドンヨード、塩化ベンザルコニウムといった殺菌・消毒成分が配合されています。

咳、痰に効果的な薬とは?

咳を抑える薬には、咳をコントロールする脳の咳中枢に作用して咳を鎮める鎮咳薬、交感神経に働きかけて気管支を拡張させて咳を鎮める交感神経刺激薬などがあります。痰の場合は、粘り気を抑えるなどして痰を出しやすくする去たん薬が効果的です。

また、咳や痰によって呼吸が苦しい時には、気管支拡張薬によって苦しさを和らげることができます。

咳止めにはデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物、チペピジンヒベンズ酸塩・チペピジンクエン酸塩など、交感神経刺激薬にはdl-メチルエフェドリン塩酸塩、トリメトキノール塩酸塩など、気管支拡張薬にはテオフィリン、アミノフィリンなど、去たん薬にはカルボシステイン、ブロムヘキシン塩酸塩などの成分が含まれています。

のどの不調を改善する漢方薬とは?

  • イガイガしたのどの痛み…「銀翹散(ぎんぎょうさん)」
  • から咳…「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」
  • しわがれ声…「甘草湯(かんぞうとう)」
  • のどが腫れて痛む時…「桔梗湯(ききょうとう)」
  • 激しい咳…「五虎湯(ごことう)」、「小陥胸湯(しょうかんきょうとう)」
  • 水っぽいうすい痰…「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」
  • 粘りがある切れにくい痰…「麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)」

多くの種類がありますので、詳しい医師や薬剤師と相談して使うことになります。

また、のどのつかえ感は、疲労やストレスによって起こることもあります。こんなときは、気のめぐりをよくしてのどの違和感を改善する「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」を摂ることによって症状が和らぐことがあります。

のど以外の症状をともなうときは?

のどの痛みや咳などのほかに、鼻水、くしゃみ、発熱などかぜの症状をともなう場合は、総合感冒薬を選びましょう。

総合感冒薬には、痛みや熱を緩和する解熱鎮痛成分、アレルギー反応を抑えて鼻水やくしゃみを緩和させる抗ヒスタミン成分、のどの炎症を抑える消炎成分、咳を抑える鎮咳成分、痰を出しやすくする去たん成分、気管支を広げて呼吸を楽にする交感神経興奮成分などのほか、かぜで消耗しやすいビタミン類まで、バランスよく配合されています。

薬選びに迷ったら

薬局に行くと、のどに効く市販薬が多数あり、どれを選べばいいか迷ってしまうこともあります。そんなときは、お店に常駐する薬剤師に相談を。現在の症状を詳しく伝えるほか、今、服用している薬があれば知らせて、適切なものを選んでもらいましょう。

なお、症状がひどい場合、市販薬を使ったけれど効かない、1週間たっても症状が改善されないなどの際は、早めに医療機関を受診しましょう。