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のどがかゆくなるのはなぜ?

更新日:2018/06/15 公開日:2016/07/26

喉にまつわるさまざまな症状

のどがかゆくなるのはなぜなのでしょう。のどがかゆい主な原因には、アレルギーと、アレルギー以外の炎症や乾燥などの影響とがありますが、それぞれ、どのように対処したらいいのかドクター監修の記事にて詳しくお伝えします。

のどがかゆい原因や対処法について、以下で解説します。

のどのかゆみの大きな原因はアレルギー

原因となるアレルゲンが侵入し、のどの粘膜でアレルギー反応を起こしてかゆみをもたらします。主なアレルギーの種類には、以下のようなものがあります。

花粉症など「季節性アレルギー」

ある一定の時期になると現れる花粉などに対して反応を起こすのが季節性アレルギーです。のどの口蓋扁桃(こうがいへんとう、いわゆる扁桃腺のこと)に花粉が付着し、これを排除するために過剰な免疫反応が起こってのどがかゆいという状態を起こします。花粉症の鼻づまりから口呼吸になり、のどが乾燥して粘膜が炎症を起こしてイガイガとした軽い痛みをともなうこともあります。

対策としては、マスクによって花粉の吸引を避ける、花粉を室内に入れないようにする、うがいを徹底するなどによって、花粉がのどに付着するのを防ぐことが大切です。また、市販薬などを上手に利用して鼻づまりを解消して口呼吸を避ける、加湿器などでのどが乾燥しないようにするといった工夫も必要です。

もし、花粉症のシーズンをすぎても喉のかゆみやイガイガが治まらない場合は、後鼻漏(こうびろう)を起こしている可能性があり、耳鼻科の受診がおすすめです。後鼻漏とは、鼻水が鼻の穴から排出されずに喉へと流れこみ、この刺激でのどの粘膜が炎症を起こしている状態です。

花粉症の基礎知識や対策については『スキンケア大学|花粉症』にリストアップされている記事をご覧ください。また、のどのイガイガについては『のどがイガイガするのはなぜ?』をご覧ください。

ハウスダストなど「通年性アレルギー」

通年性アレルギーとは、ホコリやカビ、ダニの死骸、ペットの毛などのハウスダストを主な原因として、季節などに関係なく一年中、症状が出る可能性のあるアレルギーのことです。アレルギーを起こす原因となる物質をアレルゲンと呼び、アレルゲンがのどに付着してかゆい感覚やイガイガなどを起こします。

対策としては、部屋の掃除や換気をこまめに行いダニやカビの発生を抑える、空気清浄器を利用するといったことでも、症状が軽くなります。

ハウスダスト対策については『ハウスダストのアレルギーはどう治療する?』をご覧ください。

野菜や果物が原因の「口腔アレルギー」

ある生野菜や果物を食べると、約15分以内にのどのかゆみなどのアレルギー症状を起こすものです。のどがかゆい感覚やつまり感のほか、唇や舌などの腫れ・しびれなども起こります。原因となる物質は消化器に送られて小腸に達する前に破壊されるため、症状は主に口の中やのどだけに現れます。

アレルゲンとなる果物や野菜の中には、花粉のアレルゲンと構造が似ていることで口腔アレルギーを引き起こすものがあると考えられています。そのため、花粉症がある人が果物などを食べてのどにかゆみが出たときは要注意。ひどい場合は呼吸困難などのアナフィラキシーショックを起こすことがあるからです。

対策としては、医療機関で原因となる果物や野菜を特定してもらい、できるだけ摂取しないようにすることが大切になります。

口腔アレルギーについて詳しくは『花粉症と口腔アレルギー症候群の関係性とは』をご覧ください。

アレルギー以外の原因とは

アレルギー以外にも、以下のような原因でのどのかゆみを起こすことがあります。

細菌やウイルスによるもの

かぜの菌などがのどに感染して炎症を起こすことで、のどがかゆくなることがあります。かぜが流行っている季節には、マスク・うがい・手洗いを徹底するとともに、のどの免疫力を高めるために乾燥させないよう注意することも大切です。

血管運動性鼻炎によるもの

寒暖差アレルギーと呼ばれることもある血管運動性鼻炎は、温度差がある場所に出たときや、でき立ての熱い料理を食べた際などに鼻やのどの粘膜が刺激を受け、かゆみや鼻水、痰といったアレルギー性鼻炎と似た症状が出るものです。

寒い日に外に出る際は、冷たい空気を吸いこまないようマスクやマフラーでカバーするようにしましょう。また、体温を調節する働きなどがある自律神経が乱れることも原因のひとつと考えられていて、自律神経の働きを低下させるストレスや過労、寝不足、タバコやアルコールの過剰摂取などを解消することも大切です。

血管運動性鼻炎について詳しくは『血管運動性鼻炎の症状と対策、治療法』をご覧ください。

のどの乾燥によるもの

のどが乾燥しているとかゆみやイガイガが起こりやすく、その原因のひとつには無意識のうちに口呼吸をしていることがあげられます。

口を開けていると乾燥するだけでなく、ホコリなどを吸いこみやすく、これがのどに付着してかゆみの原因になることも。特に、就寝中に口呼吸していると、起きたときのどの症状が起こりやすくなります。対策としては、鼻づまりを解消する、口呼吸になりやすい横向き寝を避ける、就寝時はのどが乾かないよう濡れマスクをして寝る、加湿器を置くなど。喉まわりに脂肪が溜まると口呼吸になりやすいため、肥満を解消することも対策のひとつです。

原因が特定できないケースもある

検査をしても異常がなく、ほかの病気の可能性はないのにのどのかゆみや違和感が続く場合は、「咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)」と診断されることもあります。原因はよくわかっていませんが、ストレスや自律神経の乱れなどが考えられ、場合によっては精神安定剤などが処方されることもあります。

対策としては、適度な運動や趣味などによってストレスを上手に発散したり、規則正しい生活で疲れを溜めない心がけが大切です。

のどの奥がムズムズしてかゆい状態は、直接手で掻くわけにもいかず、気持ちが悪いものですね。ほとんどの場合は、原因になっている炎症が治まれば自然と解消しますが、違和感が長く続いたり、急激な強いかゆみを感じた場合は、医療機関を受診しましょう。

のどの違和感について詳しくは『のどに違和感が…その原因とは?』をご覧ください。

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