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のどから臭いニオイがする原因とは?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/07/26

喉にまつわるさまざまな症状

口臭が気になるという方のなかには、のどの奥から臭いニオイがしてくると感じているケースも。のどからの臭いの原因にはどのようなものがあるのか、また、対処法はあるのか、ドクター監修の記事にて詳しくお伝えします。

のどから臭いニオイがしてくるのはなぜなのでしょう。原因や対処法について説明します。

口臭は「のどからのニオイ」もある

口臭の原因の多くは口の中にあり、唾液量の低下や衛生状態の悪化、舌の表面に付着した舌苔(ぜったい)の量の増加、歯周病や虫歯などが影響しています。しかしなかには、肝臓病や腎臓病など全身疾患や鼻やのどに問題があることもあります。特に、のどの奥の方からニオイがしてくるという場合は、次にあげるようなのどが原因になっている可能性もあるのです。

のどからのニオイの原因となるもの

主に、膿栓(のうせん)と後鼻漏(こうびろう)が考えられます。

膿栓

膿栓は、口蓋扁桃(扁桃腺)に溜まったカスのようなもののことです。悪臭を放つことから「臭い玉」と呼ばれることもあります。病気ではなく、誰でもできる可能性があります。

免疫を担うリンパ球が集まっている扁桃腺には、小さな穴(陰窩/いんか)がいくつもあります。そこに、免疫の攻撃によって死滅した細菌やウイルスの死骸、食べ物のカスなどが溜まり、3~5mmの白い粒状の塊になります。

通常は穴の奥に隠れていますが、口を大きく開けて鏡を見ると白い塊の一部が確認できたり、くしゃみなどの衝撃で口から飛び出したりすることもあります。この塊を潰すと臭いニオイを放ちますが、扁桃に溜まった状態でも口臭の一因になります。

放置しておいても健康上の問題はありませんが、口臭が気になって人前で笑ったり、楽しく会話することもできない、のどに異物が挟まった感じがするなどの場合は、耳鼻咽喉科で除去してもらいましょう。

後鼻漏

後鼻漏とは、鼻づまりなどが原因で鼻水が鼻の穴の側に出ず、常にのどへと流れる状態です。このとき、慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)を併発していると、膿が混じった臭い鼻水がのどに流れ、のどからのニオイの原因になります。

副鼻腔は、鼻の穴の中である鼻腔と繋がった空洞で、頬の裏側、目と目の間、額の裏側など左右に各4つあります。かぜや花粉症などの細菌が鼻腔を経て、副鼻腔まで感染し炎症を起こすと、鼻腔と副鼻腔を繋ぐ部分が腫れてふさがり、副鼻腔内に膿や分泌物が溜まります。これが慢性化したものが、慢性副鼻腔炎です。

副鼻腔に膿が溜まるとその刺激で粘膜はさらに腫れ上がり、鼻づまりが発生して後鼻漏を引き起こすことがあります。後鼻漏の原因にはこのほか、かぜやアレルギー性鼻炎、ポリープ、鼻の変形などがあり、なかにはストレスや自律神経の乱れが影響していると考えられる原因不明の場合もあります。

後鼻漏を解消するためには、医療機関でその原因をつきとめ、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などがある場合は治療をして鼻づまりをなくすことが大切です。

のどのニオイが気になるときは耳鼻咽喉科を受診

膿栓や後鼻漏が考えられる場合は、耳鼻咽喉科で診断・処置をしてもらいましょう。

たとえば膿栓の場合、綿棒などを使って自分で取り除く人もいると言います。しかし自分では、見えずらく、嘔吐感もあり、なかなかうまく除去できません。さらに、粘膜を傷つけてしまい、痛みや腫れを引き起こす可能性もあるのです。そのため、耳鼻咽喉科にて膿栓の吸引除去や陰窩の洗浄といった治療を受けるのがおすすめです。

また、慢性副鼻腔炎を併発している後鼻漏も、まずは鼻洗浄などで膿を洗い流し、抗菌薬などを服用する治療が先決です。

口臭が気になると、会話が少なくなったり、ずっと口を閉じていたりして、このことが唾液の分泌量を減少させて口の中の衛生状態が低下し、さらに口臭が増すという悪循環に陥る可能性があります。これを断ち切るためにも、まずは専門科に相談をしましょう。最近では、総合病院や歯科医院、クリニックなどの口臭外来を受診するのもおすすめです。

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