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坐骨神経痛の疑いがあるとき病院は何科にいけばいいの?

更新日:2018/02/22 公開日:2016/07/28

坐骨神経痛の治療法

おしりから足にかけて痛みやしびれを感じ、「もしかして坐骨神経痛かも?」と思ったら、どういった病院に行けばよいのでしょうか。病院の何科にいけばよいのか、または整骨院や整体院などでもよいのか、解説します。

短くポイントをまとめると
坐骨神経痛の疑いがあるなら、まずは整形外科へ
原因となっている病気によっては、整形外科から別の診療科に紹介される場合がある
整骨院や整体院などでは坐骨神経痛を原因から治せない

整形外科医のイメージ写真画像

おしりから太もも、ふくらはぎ、つま先にかけてピリっとした痛みやしびれ、麻痺を感じる場合は、もしかしたら「坐骨神経痛」かもしれません。こういう場合は、どこに相談すればよいのでしょうか。

坐骨神経痛はまず整形外科へ!

坐骨神経痛を相談するのに最も適した診療科は「整形外科」です。整形外科医は、運動器(骨や関節、それを取り囲む筋肉、コントロールする神経)を診るエキスパートです。

坐骨神経痛の原因となる病気は多くの種類がありますが、若年者では「腰椎椎間板ヘルニア」、中高年者では「腰部脊柱管狭窄症」が多いことが知られています。これらの病気はいずれも整形外科の範疇にあるものなので、まずは整形外科医に診てもらうことがすすめられます。

腰椎椎間板ヘルニアでは、腰椎の一部が外側に出てきてしまい、これが坐骨神経を圧迫することで刺激し、坐骨神経痛になります。また、腰部脊柱管狭窄症では、加齢により腰椎が変形し、やはり坐骨神経を圧迫するようになって坐骨神経痛が起こります。

これらの原因となっている病気を突き止めて治さないと、坐骨神経痛も良くなりません。そのため「坐骨神経痛かな?」と思ったら、まずは整形外科に行きましょう。お近くの整形外科医を探すには、日本整形外科学会の『専門医をさがす』が便利です。

なお、坐骨神経痛と同時に腰痛も起こるケースがよくあるため、整形外科の中でも腰痛の診療が得意な整形外科医を選ぶとよいかもしれません。

整形外科で診られない坐骨神経痛もある

坐骨神経痛の原因は整形外科で診療できるものが多いのですが、まれに他の診療科の方がふさわしい病気が原因になっている場合があります。例えば、帯状疱疹が原因の場合は皮膚科医の方が得意ですし、骨盤内の腫瘍の場合は、その腫瘍に応じて婦人科、泌尿器科などが治療に当たることになります。しかし、迷う必要はありません。まず整形外科医が診て、他の診療科の病気が原因である可能性がある場合は、適切な科や医師を紹介してくれます。

最初に整骨院や整体院に行くのはNG!

近年、街中に整骨院や整体院、カイロプラクティック、指圧、マッサージなどを提供する店が増えてきています。それぞれに特色を宣伝しており、身近に感じやすいので、坐骨神経痛の痛みを緩和するために通ってみようかと思う人もいるのではないでしょうか。

しかし、整骨院や整体院などでは、医師による診断や治療が受けられません。原因となっている腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの整形外科の病気を治せるわけではありませんし、帯状疱疹や骨盤内の腫瘍である可能性を見抜くこともできません。また、背骨に強い力をかけるような施術を受けると、症状を悪化させる可能性もあります。

整体院やマッサージは、筋肉をほぐしたり、リラックスしたりする場所であり、病気を診断したり治したりする場所ではありません。柔道整復師のいる整骨院では、打撲、捻挫、脱臼および骨折の応急処置や回復の支援などを行うことができますが、坐骨神経痛は範疇外です。

まずは整形外科医の診療や治療を受けつつ、どうしても整骨院や整体院に行きたい場合は、主治医に相談の上で行くことをおすすめします。

※坐骨神経痛そのものについての解説は『坐骨神経痛の原因と症状、治療法まとめ』をご覧ください。