波状にうねる波状毛とは?
更新日:2017/05/11 公開日:2016/07/28
-
この記事の監修ドクター
スキンケア大学参画ドクター
日本人のくせ毛は、主に4タイプあり、それぞれのタイプごとに、くせの現れ方やケア方法が変わってきます。今回は、その中から、「波状毛(はじょうもう)」についてお話していきます。
くせ毛の中では扱いやすい波状毛
「波状毛(はじょうもう)」は、波状にうねって、カールしているくせ毛のことで、日本人のくせ毛の人には、このタイプがもっとも多いといわれています。えり足や顔まわりに多く見られるくせ毛ですが、うねり方には個人差があり、軽くうねっている程度の人もいれば、パーマをかけたような大きなウェーブが出ている人もいます。
波状毛は、くせ毛の中では、比較的に扱いやすいといわれていますが、くせの現れ方が左右対称でないことが多く、バランスの悪さに悩まされることもあるでしょう。また、湿気に弱い髪質なので、湿度が高い日は、髪にボリュームが出て、まとまりにくくなったりもします。
波状毛の原因は、遺伝によるものもあれば、後天的な要因もあります。主に毛根(髪の毛の頭皮の中に埋もれた部分)や毛穴のゆがみと、髪内部の線維性のタンパク質の分布の偏りによって起こり、これらは、遺伝によるものです。しかし、頭皮の毛穴に汚れが詰まっていることや、睡眠不足・偏った食生活によって、髪に十分な栄養が行き渡ってないことなど、後天的な要因も波状毛に関係しています。
波状毛のヘアケア
波状毛が気になる人は、ヘアケアの際に、次のことを心がけましょう。
頭皮の毛穴を詰まらせない
頭皮の毛穴が詰まっていると、髪が真っすぐに生えてこず、うねりが強く出るようになります。シャンプーの際は、毛穴の皮脂や汚れをきちんと落とせるように、地肌もよく洗いましょう。
髪はしっかり乾かす
髪の毛がしっかり乾ききっていないと、湿気に負けやすく、うねりが出やすくなります。ブローの際は、髪をかき上げて、まず髪の根元からしっかり乾かすようにしましょう。
生活習慣を整える
髪の健康のためには、タンパク質を中心にバランスのよい食事をとるとよいでしょう。規則正しい生活を送り、質のよい睡眠をとることも大切です。
やってはいけない間違いケア
うねりのある髪を見つけると、思わず抜いてしまいたくなる人もいるかもしれませんが、たとえ抜いても、また同じような髪が生えてくるので、意味がありません。それどころか、無理やり引き抜くと、毛穴が余計にゆがみ、くせが強くなることがあります。
また、くせ毛の人は、ブラッシングの際に髪が引っかかりがちですが、髪に摩擦が起きると、キューティクルがはがれ、髪が傷みやすくなります。無理なブラッシングはしないようにしましょう。
振り返りやまとめ読みに便利。クリップで記事を保存!
クリップ機能を使用するには、会員登録(無料)が必要になります。