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リンが不足したらどうなるの?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/07/26

ミネラルの種類(4)リン

リンは、比較的摂取しやすい栄養素なので、不足になるケースは少ないでしょう。しかし、ある一定の病気にかかってしまうと、知らないうちにリン不足に陥る可能性もあります。栄養学専門医師の監修の記事で、詳しく解説します。

ミネラルのひとつであるリンが不足すると、体にどのような影響が及ぶのでしょうか。リンによる欠乏症についてまとめました。

リン不足はあまり起こらない

リンはチーズや卵、魚類や肉類をはじめとして、一般的な日常食で摂取するさまざまな食品に含まれていますので、健康な人は不足することはほとんどありません。リン酸塩やピロリン酸として、食品添加物としても使われています。

腎臓機能障害や糖尿病からリン不足になることも

一般的な食生活をしていてもリンが不足するケースとして、リンの吸収の低下を招く病気によるものがあげられます。主なものとして、腎臓機能障害、代謝性の病気では、糖尿病性ケト酸血症、遺伝性の病気では低リン血症性くる病があります。

また、薬の服用もリン不足の要因のひとつです。胃薬の中でもアルミニウムやマグネシウムの含有量が多いものを服用した場合に、リン不足が起こることもあります。

菜食主義の人はリン不足に注意

菜食主義や玄米中心の食生活では、リン不足となるケースもみられます。リンは多くの食品に含まれている栄養素であり、植物性食品にも含まれています。しかし、豆類や穀類などに含まれるリンは、リン酸化合物のフィチン酸であり、利用効率が低いのが特徴です。また、フィチン酸はカルシウムや鉄の吸収をも妨げてしまいます。

動物性タンパク質も摂取することでリン不足に陥らないだけではなく、フィチン酸の影響を軽減することが可能と考えられます。

リン不足で起こる病気とは

リンが不足することで骨や歯が弱くなり、くる病や歯槽膿漏のほか、骨軟化症、骨や関節、歯の形成障害といった欠乏症が起こることがあります。筋肉にも影響を及ぼし、筋萎縮を引きこしたり、神経痛を招いたりするケースもみられます。

また、リン不足は体調不良の要因にもなります。血中のPHバランスの乱れやエネルギーの蓄積が減少することによって、疲労や食欲不振、体重減少が起こることもあります。

リン不足は起こりにくいとはいえ、栄養バランスのとれた食生活をこころがけ、適量を摂取するようにしましょう。

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