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クロムとはどんなミネラル?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/07/26

ミネラルの種類(5)クロム

クロムは必須ミネラルとして人体の維持には欠かせないものですが、どのような種類や特性があるのでしょうか。クロムとはどういった物質か、栄養学専門医師の監修の記事でご説明します。

クロムはどんな性質のミネラルなのでしょうか。クロムの種類や特性などについてまとめました。

クロムとは?

クロムは、生体が糖をエネルギーに変換し、正常な血糖値を維持するのに必要な微量ミネラルのこと。また、アミノ酘と脂質の代謝も助けてくれるミネラルです。加齢で最も減少するミネラルとされています。

クロムは、自然界に存在するミネラルで、空気や水、土壌といったいたるところにあります。

人間の体内にあるのは、リンパ節や肺、歯などの部位で、人間の生命維持に欠かせない必須ミネラルの中でももっとも少なく、約2mgと微量です。肝臓や卵巣などの臓器、あるいは、筋肉や血液にもわずかながらクロムがあります。

クロムの種類とは

クロムには3価クロムと6価クロムの2種類があります。自然界に存在するクロムはほとんどが3価クロムであり、食品にも含まれており、必須ミネラルとして体に必要な栄養素です。

一方、6価クロムは人工的に生産されてしまうもので、有毒で危険性があります。工場から排出されると、土壌汚染のもとにもなるため、環境汚染物質とされているものです。クロムメッキや合金として、車や機械、家具などにも用いられています。6価クロムは食品に使われることはありませんが、発がん性があるため、工場などでの取り扱いには注意が必要となります。

クロムは吸収率が低い

クロムの特徴として、吸収率が低いことがあげられます。一般的な3価クロムは、小腸で吸収される際の吸収率がわずか2~3%です。3価クロムの中でも、ビール酵母に含有されるクロムは、比較的吸収率が高く10~25%ですが、尿としてほとんどが体外に排出されてしまいます。6価クロムは、食品として摂取することはありませんが、3価クロムよりも吸収率は高いとされています。

しかし、そもそも体内で必要とされるクロム自体が微量のため、吸収率が低くても不足しにくいと言えます。反対に過剰摂取となることも、サプリメントの服用によるケース以外は稀であり、一般的な食生活では、クロムが過剰となることも、起こりにくいです。

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