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「ハウスダスト」ってどういうもの?

更新日:2018/05/02 公開日:2016/07/26

ハウスダスト

アレルギーのひとつにハウスダストアレルギーがありますが、そもそもハウスダストとはどのようなもので、どこに存在するのでしょうか。ハウスダストの概要や体への影響、対策など、ハウスダストの基礎知識をドクター監修のもと解説します。

アレルギーの原因物質であるハウスダスト。ハウスダストは、私たちのごく身近にあるアレルゲンですが、適切に対策することでハウスダストアレルギーを予防することも可能です。ハウスダストの概要や対策について知っておきましょう。

ハウスダストってどういうもの?

ハウスダストとは、目に見えないほど小さい1mm以下のホコリのことを指します。ハウスダストに含まれるものとしては、ダニの死がいやフン、ペットの毛、カビ、花粉、繊維クズ、タバコの煙などがあります。これらは空気中に舞いあがり、体内に入り込みます。体の中にハウスダストが入ると、くしゃみや鼻水といったアレルギー症状やぜんそくを引き起こすことがあります。

ハウスダストはどうして発生するの?

ハウスダストの3分の1は外から入ってくるといわれています。衣服やバッグなどの持ちものについてきたり、窓から風と一緒に入ってきたりと、さまざまな経路で家の中に運ばれます。外から運ばれてくるハウスダスト以外では、空気中で発生するものや家の中で発生するものがあります。発生する場所によってハウスダストを分けると以下のようになります。

外から発生するハウスダスト

花粉、排気ガス、昆虫の死がい

空気中から発生するハウスダスト

カビ、細菌、ダニの死がいやフン

家の中で発生するハウスダスト

食べ物のクズ、髪の毛、フケ、綿ぼこり、タバコの煙、ペットの毛

ハウスダストによる健康被害

ハウスダストに含まれるダニやその死がい、フンなどはぜんそくなどアレルギー症状を引き起こす原因になります。

気管支ぜんそく

ハウスダストは特に子供のぜんそくの大きな原因となるといわれていますが、近年、ハウスダストによる大人のぜんそくも増加傾向にあることがわかっています。ぜんそくの中でも特に気管支ぜんそくのアレルゲンとなりやすいといわれています。

夜間の咳や息苦しさといった症状、また息をするたびにのどや胸から聞こえるヒューヒュー、ゼイゼイといった音が特徴です。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の原因としてもハウスダストが圧倒的に多いことがわかっています。乳児の場合は顔や頭、耳などの皮膚が赤く腫れることが多く、小児期以降では、皮膚がカサカサに乾き、硬くなる症状が多く出ます。いずれの場合も強いかゆみをともないますが、かきむしると皮膚のバリア機能が弱くなり、細菌に感染して症状が悪化してしまうことがあります。

アレルギー性鼻炎

ハウスダストの侵入により鼻の粘膜が炎症を起こします。突然のくしゃみ、水のような透明の鼻水、鼻づまりなどが主な症状で、花粉によるアレルギーと異なり1年中症状が続くことが特徴です。

アレルギー性結膜炎

目の充血や強いかゆみが特徴。白目の部分がアレルギー反応によりむくみ、ブヨブヨになって目に違和感を生じることもあります。かゆくてもこすらず、眼科を受診しましょう。

健康のためにもハウスダスト対策を

ハウスダストはアレルギー反応を引き起こし、健康に悪影響を与えます。徹底した対策を心がけたいものですが、毎日すみずみまで部屋を掃除するというのはなかなか難しいものです。限られた時間の中で効率よくハウスダスト対策を行うためのポイントを紹介します。

ハウスダストの多い場所を中心に掃除する

ホコリが特に溜まりやすいのはトイレや廊下などの狭い場所です。忙しくても、トイレや廊下はできるだけ毎日掃除機をかけるよう心がけましょう。また、タンスの上など高い位置は、ハウスダストが舞い上げられないため、それほどほこりは溜まりません。しかし、背の低いテレビの上や床はホコリが溜まりやすくなっています。日ごろからこまめに掃除するようにしましょう。

掃除のタイミングはハウスダストが溜まった朝

ハウスダストは人の動きとともに舞い上がるので、人が活動している間には宙を舞い、就寝などで人の動きが静かになると床に落ちてきます。つまり、就寝後の朝は床にハウスダストが溜まった状態。掃除をするのであれば、朝起床直後、もしくは帰宅直後がおすすめです。

換気や空気清浄器で空気中のハウスダストも除去

目に見えない空気中のハウスダストは、こまめに換気をして外に排出しましょう。外空気清浄器をうまく利用するのもひとつの方法です。ハウスダスト中のダニは湿度60〜85%の環境で繁殖しやすいと考えられているため、換気を行い部屋の湿度を下げることもハウスダスト対策として有効な方法です。カーペットや観葉植物がある部屋、また和室は、湿度がこもりやすいので加湿器を使用する際や部屋干しする際は注意しましょう。

ダニのエサを除去する

フケや髪の毛、綿ぼこり、食べこぼしのある場所、ペットなどはダニのエサが発生しやすい場所です。特に気をつけて除去するようにしましょう。

そのほか、こまめな寝具の管理なども重要です。詳しくは『ハウスダストアレルギーを引き起こすダニの除去・対策法』で紹介していますのでご覧ください。

ちょっとした工夫でハウスダストを減らす努力を

ハウスダストは、どの家にも必ず存在します。毎日徹底的に掃除するのは難しいとしても、ハウスダストが溜まりやすい場所はこまめに掃除する、掃除時間を工夫するなどして、効率的に除去していきましょう。