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ハウスダストアレルギーを起こさないための対策法

更新日:2016/12/16 公開日:2016/07/26

ハウスダスト

ハウスダストはくしゃみや鼻水だけでなく、気管支ぜんそくなどの原因にもなります。こうしたハウスダストを防いでアレルギーを予防するにはどうすべきなのでしょう。ドクター監修のもと、ハウスダスト対策のポイントを解説します。

鼻炎や結膜炎、気管支ぜんそくなどさまざまなアレルギー症状を引き起こすハウスダスト。ハウスダストはどの家にも存在します。ハウスダストアレルギーを防ぐためにも、できるかぎり家の中のハウスダストを減らしましょう。ハウスダスト対策のポイントをまとめて紹介します。

ハウスダスト対策(1)こまめな掃除

ハウスダスト対策でもっとも重要なのはこまめな掃除です。できるだけ毎日掃除をすることが理想ですが、難しい場合は、寝室や、ハウスダストが溜まりやすい廊下やトイレだけでも念入りに掃除をしましょう。カーペットや畳、ソファ、インテリア、棚や小物、テレビ台付近などもハウスダストが溜まりやすい場所です。

カーペットや畳、ソファなどは1週間に2回以上はていねいに掃除機をかけるようにしましょう。畳の場合、1畳あたり30秒以上掃除機をあてるようにします。インテリアや棚の上、小物やテレビ台付近はホコリが溜まりやすく、空気中に舞いあがりやすいのでまず拭き掃除でホコリを取り除きましょう。

ハウスダストは1mm以下と小さく、軽いので、人の動きに合わせて舞い上がりやすいといわれています。人が出かけている間や寝ている間に舞い上がったハウスダストが床に溜まるため、掃除するのであれば外出先から帰宅した直後や朝がおすすめです。

ハウスダスト対策(2)寝具の管理

布団にはダニやダニの死がいなどのアレルゲンが多く存在しています。布団を叩くと、ダニの死がいなどが粉々になってよけいにハウスダストを増やしてしまい逆効果となります。

寝具のハウスダスト対策としては、水で洗い流すのがもっとも効果的です。手軽に洗えるシーツやタオルケットは1週間に1回を目安に洗濯しましょう。

布団は晴れた日に両面をきちんと干して湿気を飛ばします。布団を取り込んだあとに掃除機をかければ、さらにしっかりとハウスダストが除去できます。最近では、布団用の掃除機もあるので利用してみてもよいでしょう。

押入れは空気の通りをよくして、カビやダニが繁殖しないようにします。

ハウスダスト対策(3)ダニが好む環境をつくらない

ダニは湿気が多いところで繁殖しやすいといわれています。湿度は50%以下、室温は20~25℃に保つようにしましょう。

ペットの毛もダニのエサになります。ペットがいる家庭では、定期的にペットの体を洗い、抜け毛や汚れが体に溜まらないようにし、ダニの発生を防ぐことが大切です。

ぬいぐるみなどはできれば置かない方がよいですが、どうしても置きたい場合には定期的に丸洗いし、ダニの発生を防ぎましょう。

目には見えなくても、家の中にはハウスダストが多くあります。ハウスダスト対策のポイントを押さえて、効率的に除去していきましょう。

ハウスダスト除去が難しい場合のアレルギー対策

アレルギーの原因となるハウスダスト対策をご紹介しましたが、完全には難しい場合もあるのではないでしょうか。病院で行うことのできるアレルギー対策をご紹介します。

薬物療法

アレルギー症状により日常生活に支障が出ているときは、アレルギー症状を抑える薬が処方されます。内服薬では、「抗ヒスタミン薬」「メディエーター遊離抑制薬」「サイトカイン阻害薬」などの抗アレルギー薬が用いられることが多く、症状に応じて「鼻噴霧用ステロイド薬」などを組み合わせることもあります。

薬を使っている間は症状が和らぎますが、薬が切れてしまうと再び症状が現れるため、医師と相談しながら少しずつ薬を減らしていきます。

アレルゲン免疫療法(脱感作療法)

アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を少量投与することで、体に慣れさせ、症状を和らげる方法です。アレルゲンの投与方法としては、皮下注射や舌下錠が用いられます。治療には3~5年かかることが多く、また、すべての患者で治療効果が得られるとは限りません。

この治療を行うためには、あらかじめ検査により、原因となるアレルゲンを特定しておく必要があります。

手術療法

鼻づまりの症状が強く、薬物療法で十分に症状が改善しない場合は、手術療法も選択肢となります。

手術では、レーザーなどで鼻粘膜およびその深部を凝固させる方法や、粘膜切除法などがあります。手術方法によって日帰り手術の可否や、合併症の頻度が異なります。個々の患者の重症度や年齢、ライフスタイル、希望などをふまえ、適切な手術方法が選択されます。

レーザー手術は半年ほどで再発するといわれ、粘膜切除法でも数年で再発する場合があります。そのため、鼻づまりの症状が強い患者では、再発率の低い方法である、鼻の狭い部分を広げる手術(鼻中隔矯正、下鼻甲介切除術)が勧められる場合もあります。

ハウスダストアレルギーの対策のまとめ

ハウスダストアレルギーにアレルゲン除去で対策する場合、ハウスダストのたまりやすい場所を中心にこまめに掃除すること、布団を乾燥させることを含め、寝具の洗濯などをしっかり管理することが大切です。

また、アレルゲン除去以外の治療法は、それぞれメリットデメリットがあります。医師としっかり相談し、自分に合った治療法を決めていくようにしましょう。