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急性副鼻腔炎は中耳炎の原因になることも

更新日:2017/06/08 公開日:2016/07/26

急性副鼻腔炎の原因

急性副鼻腔炎の状態が長く続くと、炎症が副鼻腔以外の器官にも広がり、ほかの病気を引き起こすことがあります。ここでは、急性副鼻腔炎の炎症が耳に広がった際に起こる中耳炎について、ドクター監修の記事で解説します。

急性副鼻腔炎は鼻の症状なのに、中耳炎という耳の症状に発展してしまうのはなぜなのでしょうか。急性副鼻腔炎が中耳炎を引き起こしてしまう理由や、急性副鼻腔炎が原因で起こる中耳炎の種類について、詳しく説明します。

急性副鼻腔炎が原因で中耳炎になることも

急性副鼻腔炎をくり返していると、細菌やウイルスが鼻と耳をつなぐ耳管(じかん)という管を通って中耳まで達し、急性中耳炎を発症させてしまうことがあります。また、急性中耳炎を起こしているときに耳管の通りが悪くなっている場合は、中耳に溜まった液体が鼻腔にうまく排泄されず滲出性(しんしゅつせい)中耳炎に移行することもあります。

そもそも副鼻腔炎とは?

副鼻腔炎とは、副鼻腔の炎症が原因でさまざまな症状を引き起こします。副鼻腔炎の原因は細菌やウイルスのほか、アレルギー性鼻炎や歯の病気などがあります。副鼻腔炎のタイプは急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎に分かれます。

急性副鼻腔炎

急性に発症する副鼻腔の炎症です。風邪をひいた後に起こした細菌感染が原因でかかることが多いとされています。症状は鼻水、鼻づまり、悪臭、嗅覚低下、鼻水がのどに垂れる後鼻漏(こうびろう)などがあります。副鼻腔の炎症が強い場合は、顔面痛や頭痛が生じることも考えられます。治療が奏功すれば1~2週間で完治します。

慢性副鼻腔炎

一般的に、急性副鼻腔炎が慢性化した状態を慢性副鼻腔炎(蓄膿症)と言います。症状は鼻水、鼻づまり、鼻水が鼻からではなくのどに垂れていってしまう後鼻漏(こうびろう)などがあります。痛みなどの症状がでることは少なくなりますが、症状は長引くことが多く治療にはある程度の時間がかかります。

中耳炎とは?

鼓膜の奥にある中耳が、炎症を起こした状態をいいます。大人よりも子供の方が耳管は太く短いので、圧倒的に中耳炎になりやすいです。

急性中耳炎について

急性中耳炎とは、中耳に細菌やウイルスが入り込み、炎症が起きることをいいます。急性中耳炎の原因となる細菌やウイルスは、耳管を介して中耳に達します。就学前の子供の6~7割が一度はかかるとされています。発熱したり、耳がズキズキと激しく痛み、鼓膜が赤くなったり腫れあがったりします。炎症の程度によって異なりますが、治るまでには1~4週間程度を要する場合が多いです。

滲出性中耳炎

滲出性中耳炎とは、鼓膜の内側の中耳に滲出液というサラサラな液体が溜まる状態です。急性中耳炎が完治せず滲出性中耳炎に移行することもありますし、風邪や副鼻腔炎のあとに最初から滲出性中耳炎を発症することもあります。症状は難聴や耳閉寒感ですが、乳幼児の場合は耳鼻咽喉科で鼓膜を確認するまで気づかないことも多いです。急性中耳炎のような耳の痛みや発熱は通常は起こりません。

急性副鼻腔炎は、治療をせずにそのままにしていると、これらの症状につながる可能性があります。急性副鼻腔炎の症状が出た場合は、耳鼻咽喉科を受診し、適切な治療を受けて完治させましょう。

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