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急性副鼻腔炎で感じるだるさ、その原因と対処法

更新日:2018/04/25 公開日:2016/07/26

急性副鼻腔炎の基礎知識

急性副鼻腔炎になると、鼻づまり、鼻水、後鼻漏、咳、嗅覚障害、頭痛、顔面痛などが起こります。人によっては全身倦怠感(だるさ)を感じることがあります。ここでは、急性副鼻腔炎で起こる「だるさ」の原因と対処法について解説します。

◎短くポイントをまとめると
急性副鼻腔炎のだるさは、上気道炎、呼吸のしにくさ、顔面の重だるさ、咳き込みなどが原因
栄養を摂って安静にするのが治療の基本
症状が重かったり、10日以上続くようなら耳鼻咽喉科への受診を

だるさで辛い女性のイメージ写真画像

急性副鼻腔炎になると、鼻づまり、鼻水、後鼻漏、咳、嗅覚障害、頭痛、顔面痛などが起こります。これらの症状は、鼻の周り(おでこ、目の下あたり)にある副鼻腔という空洞にウイルスや細菌が入り込んで炎症を起こし、腫れたり膿が溜まったりすることが原因です。

このとき、人によっては全身倦怠感(だるさ)を感じることがあります。ここでは、急性副鼻腔炎で起こる「だるさ」の原因と対処法について解説します。

急性副鼻腔炎でだるさを感じる4つの理由

急性副鼻腔炎でだるさを感じる理由はいくつか考えられます。

理由(1)上気道炎によるだるさ

急性副鼻腔炎の多くは、風邪(かぜ)などの上気道炎になった後、あるいは同時に起こります。誰しもが、風邪で発熱すると身体がだるくなることを経験していると思います。急性副鼻腔炎でだるさを感じる理由の一つが上気道炎によるだるさです。

理由(2)呼吸のしにくさによるだるさ

急性副鼻腔炎による鼻づまりによって呼吸がしづらくなり、だるさを感じるということもあります。

理由(3)顔面の重だるさ

副鼻腔は顔の中央部分(鼻の周り)や前額部(ひたい)にあります。急性副鼻腔炎になると、ここが炎症が起きたり膿が溜まったりするため、痛みや腫れぼったさが出現し、顔面の重だるさを感じる人がいます。

理由(4)咳き込むことで起こるだるさ

副鼻腔炎になると、鼻水が喉に流れる「後鼻漏」(こうびろう)という症状も起こります。喉に不快感が出ますし、咳き込む原因にもなります。一般的に、咳を1回すると2kcalを消費するといわれており、何回も咳き込んでいると身体の負担にもなります。これが急性副鼻腔炎のだるさの一因になっているかもしれません。

急性副鼻腔炎の対処法

それでは、急性副鼻腔炎でだるくなったら、どうすればよいでしょうか。

どの診療科に行けばいい?

副鼻腔炎を専門的に診察してくれるのは耳鼻咽喉科です。

副鼻腔炎がウイルス感染による場合は、抗菌薬による治療の必要はありません。ウイルス感染には特効薬がないので、体の免疫力によりウイルスをやっつけるしかありません。ですから、栄養をしっかりとって、十分な睡眠と安静が大事とされます。

これに対して、細菌感染による副鼻腔炎には、抗菌薬で細菌をやっつける治療が検討されます。強い片側性の頬部の痛みや腫脹、発熱などは細菌性を疑います。また、鼻炎症状が1週間以上持続し、同時に頬部の痛みや膿性鼻汁(粘っこい黄色や緑の鼻水)が持続する場合なども、細菌性副鼻腔炎を疑います。

耳鼻咽喉科で鼻の診察をうけると、鼻の中の見かけや、鼻汁の具合、病歴と合わせて副鼻腔炎と診断されます。抗菌薬による治療が必要かの判断は、病院で医師に判断してもらいましょう。抗菌薬は薬局では買えませんので、医師に処方してもらう必要があります。

生活上での注意点は?

急性副鼻腔炎の症状があるうちは、飲酒は控えましょう。アルコールは鼻の粘膜が肥大するのを促進し、症状を悪化させてしまいます。詳しくは『急性副鼻腔炎とアルコールの関係』をご覧ください。

また、急性副鼻腔炎の不快な症状が続くとストレスがたまってしまいます。ストレスの解消法として、アロマを利用してリラックスした空間をつくるのもよいでしょう。鼻づまりやストレスを緩和させるといわれているペパーミントや、殺菌作用、抗ウイルス効果などがあり、急性副鼻腔炎との相性がよいとされているユーカリなどがおすすめです。詳しくは『急性副鼻腔炎によいとされるアロマ』をご覧ください。

なお、ウイルスや細菌の感染が原因でない急性副鼻腔炎もあります。アレルギー性鼻炎や喫煙、ダイビング、飛行機搭乗などが副鼻腔炎の原因になることが知られています。詳しくは『タバコは急性副鼻腔炎の原因になる!?』『蓄膿症(副鼻腔炎)の原因とメカニズム、正しい対処法』をご覧ください。

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