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腸内環境こそ、美と健康の重要なポイント

更新日:2018/01/30 公開日:2016/08/10

腸内環境・腸内フローラを学ぶ

腸は排泄に関わるだけの消化器官ではありません。さまざまな役割があり、腸内環境を整えることは美と健康に大きな影響を与えます。腸にはどのような役割があり、どうして美と健康に関わってくるのかをドクター監修の記事で解説します。

美容と健康にとって腸はとても重要な器官です。特に重要になるのが腸に生息する「腸内細菌」です。なぜ、腸内細菌が美容と健康に重要なのでしょうか。

「腸」は美と健康に直結する部位

腸と皮膚、一見関係のないように思えますが、実は密接につながっています。暴飲暴食で腸内環境が乱れると、その影響により肌荒れが起こることがあります。また、腸内環境が悪化するとアンモニアや硫化水素といった有害物質が生産され、倦怠感や疲労といった不調を招くこともあります。美容と健康を維持するためにはまず腸内環境から注意していく必要があるのです。

腸の役割

腸は、脳からの指令がなくても自分で判断して活動する力があり、「第二の脳」とも呼ばれています。

主な役割としては以下のようなものがあります。

消化

胃より腸の方が多く食べ物の消化を行います。又、腸内細菌は消化の改善をサポートします。

吸収

人間が生きていくうえで、重要な栄養素や水分を身体に吸収します。

排泄

身体に吸収されなかった不要な老廃物や毒素を便として体外に排泄します。

免疫

7割以上の免疫機能を担っており、常に外敵菌などから身体を守っています。

リラックス

精神を安定させるホルモンであるセロトニンの9割を分泌しています。

腸はこれらのようにさまざまな役割を果たしています。そのため、腸内環境を整えることはとても重要なのです。

腸内環境は腸内の細菌が作りだす

腸には100種100兆匹以上の菌が生息しています。重量に換算するとおよそ1.5kg以上になります。腸内の細菌は大きく分けて善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分類されます。善玉菌はその名の通り、人体に有益な働きをする菌です。悪玉菌は人体に有害な働きをする菌、日和見菌は善玉菌と悪玉菌の優勢なほうの味方をする菌です。

腸内細菌について、くわしくは『腸内細菌とは』でご確認いただけます。

腸内環境がよいとはどのような状態?

腸内環境がよい状態とは、人体に有益な働きをする善玉菌が優勢になっている状態をいいます。腸内細菌の理想的なバランスは善玉菌:悪玉菌:日和見菌の割合が2:1:7のときと考えられています。善玉菌が優勢だと、悪玉菌の増殖が抑制されたり、人体に必須なビタミンを生成したりといった働きが十分に行われます。

反対に悪玉菌が優勢だと腸内環境が悪化し、アンモニアや硫化水素といった有害物質を生産して病気になるリスクを高めてしまいます。

腸内環境を改善する方法

腸内環境を改善するためには、善玉菌が優勢な状態を作る必要があります。善玉菌が優勢な状況を作るには以下のような方法があります。

プロバイオティクス

乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を多く含む食品を積極的にとり入れることです。ヨーグルトやキムチ、ぬか漬けなどの発酵食品には善玉菌が豊富に存在しています。

プレバイオティクス

オリゴ糖や食物繊維など、腸内の善玉菌の栄養源となる成分を積極的にとり入れることです。オリゴ糖はタマネギやハチミツ、食物繊維はゴボウなどの根菜類や海藻類などに多く含まれています。

プロバイオティクスやプレバイオティクスは食事やサプリメント、医薬品などさまざまな手段で行うことができます。自分の生活習慣にとり入れやすい方法で腸のケアをしましょう。

腸内環境を調べる方法

現在の自分の腸内環境がどのような状態かを調べる方法もあります。便を採取し、医療機関や企業、研究所で分析を行うことで腸内に生息している菌を特定する方法です。病院やクリニックで行えるほか、各企業から発売されている郵送キットを利用することも可能です。『腸の状態がチェックできる!腸内細菌検査とは』

腸内環境は人間の美と健康を維持するために非常に重要な役割を果たします。日常生活で腸の健康を意識した習慣を心がけるようにしましょう。