「ボトックス注射」という言葉をよく耳にするようになりましたが、具体的にどのような効果を期待できるのでしょうか。ボトックス注射の効果や施術の流れについて、詳しくご紹介します。
ボトックス注射とは
ボトックス注射にはタンパク質の一種であるボツリヌストキシンが使われており、筋肉と神経の働きを局所的に弱める働きがあります。筋肉の動きを抑えることで、表情ジワなどを目立たなくさせることや、フェイスラインのシェイプアップや足痩せなども期待できるといわれています。
ボトックス注射の効果
ボトックスを注入する部位によって、さまざまな効果が期待できます。
表情ジワ
表情筋の動きで生じる目じりや眉間、額のシワを解消するためにボトックス注射を行います。さまざまな表情をしてもシワが現れないように、ボトックスで表情筋の動きを抑制します。
エラ張り
咬筋(こうきん)というエラの筋肉が過剰に発達していると、顔が大きく見えてしまいます。そこで、咬筋にボトックスを注入してエラのラインをすっきりさせます。筋肉の発達によるエラ張りには、ボトックス注射が有効とされています。
太いふくらはぎ
運動などをして筋肉が過剰に発達したふくらはぎが気になる方は、ボトックス注射で細くしなやかにする方法もあります。筋肉でパンパンに張っていたふくらはぎを、女性らしいしなやかなラインに導くでしょう。
口周りのシワ
口をすぼめたときに、唇の周りやあごに細かなシワが寄ることがあります。このようなシワにはボトックスとヒアルロン酸を注入して、やわらかくふんわりとした印象の口元を目指します。老けた印象を与えるほうれい線にも有効とされています。
ボトックス注射の施術の流れ
ボトックス注射の前には、カウンセリングと診察を受けるのが一般的です。どのような目的で治療を受けたいのかを伝え、どのような治療を受けることができるのか確認することができます。また、治療を受ける決心がつかない場合でも、カウンセリングだけを受けるということも可能なので、納得のいくまで医師に相談することができます。
注射する部位は消毒をして、局部麻酔のクリームやテープを30分ほど外用した後、とても細い針を使ってボトックスを注入していきます。人によって感じ方は異なりますが、痛みはそれほど強くないでしょう。
注射の跡はほとんど目立ちません。顔にボトックスを注射をしても、すぐにメイクをして帰宅することができます。施術自体の時間は20~30分程度です。
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