エレクトロポレーションは、特殊な電気パルスによって、細胞間に一時的なすき間をつくり、そこから美容成分を肌の内部に浸透させる美容法です。針ではなく、電気の力を利用するので、痛みや肌へのダメージはありませんし、電圧を下げれば細胞間にできたすき間もすぐに閉じるので、安全な施術だといわれています。エレクトロポレーションの概要については『エレクトロポレーション(電気穿孔法)とは』を、詳しい効果については『エレクトロポレーション(電気穿孔法)にはどんな効果があるのか』の記事をご覧ください。
エレクトロポレーションの施術は、まれに副作用が出ることもあるようです。エレクトロポレーションで起こりえる副作用や、副作用を防ぐための注意点などをご紹介していきます。
エレクトロポレーションの副作用
エレクトロポレーションで起こりえる副作用には次のようなものがあります。
導入する成分によるアレルギー反応
エレクトロポレーションでは、導入する成分が肌に合わずアレルギー反応を起こして、赤みやむくみなどが出ることがまれにあるようです。
品質の悪い美容液を使用したことによる肌荒れ
肌の表面には、有害な物質の侵入を防ぐバリアの役割をする角質層がありますが、エレクトロポレーションでは、このバリアに一時的な穴を開けることで、有効成分を浸透させます。このため、導入剤として使用する美容液の純度が低かったり、添加物がたくさん入っていたりすると、肌トラブルを起こす可能性があります。
エレクトロポレーションの機器や電気刺激による摩擦
皮膚に直接機器をあてて振動刺激を与える施術になるので、肌が敏感な方は肌が荒れてしまうこともあります。
副作用を防ぐには
副作用を防ぐためのポイントをご紹介します。
施術は信頼できるクリニックで行う
エレクトロポレーションの施術実績や施術症例など、事前に調べましょう。
施術前はカウンセリングを十分に行う
施術の副作用やリスク、また、自分の持病やアレルギーについて、しっかりと話し合いましょう。
導入する成分についてチェックする
導入する成分にはどのような効果が期待できるのか、薬剤の純度など、品質には問題ないのか、といった部分にも注意を向けましょう。
エレクトロポレーションは痛みやダウンタイムがないことで注目されていますが、上記のような副作用であったり、1回施術しただけでは効果をあまり感じられない、といった注意点もあります。もちろん個人差もありますが、より効果を実感するには定期的に施術を受け、根気よく続けることが重要です。
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