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コンタクトレンズの手入れ方法

更新日:2016/12/09 公開日:2016/09/26

コンタクトレンズの基礎知識

ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズの正しい手入れ方法について、ドクター監修の記事でお伝えします。コンタクトレンズの適切なケアを怠ると、装着に問題が生じるだけでなく、重篤な眼障害を引き起こす恐れもあります。

目に直接入れるコンタクトレンズは、正しく手入れをしないと重大な問題を引き起こす恐れがあります。改めてコンタクトレンズの正しいケア方法を学びましょう。

コンタクトレンズケアの基本である洗浄と保存の目的

コンタクトレンズはきちんと洗浄、保存する必要があります。

洗浄

コンタクトレンズには脂質やタンパク質、微生物などさまざまな汚れが付着します。専用の洗浄液を使い、レンズの両面をしっかりと洗いましょう。装着前後に洗浄するのが基本ですが、特に装着後の洗浄が大切です。

保存

レンズの形状、そして光に関する作用を維持するために、コンタクトレンズは適切に保存しなければなりません。保存液は毎日交換し、レンズケースも水道水で洗ってください。

ソフトコンタクトレンズの正しい手入れ方法

水分を多く含む素材でできているソフトコンタクトレンズは、汚れや細菌などを吸着しやすい特徴があります。

洗浄

手のひらにレンズをのせて洗浄液をつけ、人差し指か中指でやさしくこすり洗いします。そして、保存液を使って洗浄液をしっかりと洗い流します。毎日の洗浄だけでは落としきれない汚れが残るので、1週間もしくは1か月に1度のペースで、強力タンパク除去と呼ばれるスペシャルケアをしましょう。強力タンパク除去には、酵素の力で汚れを分解する酵素洗浄剤か、次亜塩素酸ナトリウム溶液を使って強力に汚れを除去する塩素系洗浄剤を使用します。

消毒

ソフトコンタクトレンズは、洗浄やタンパク除去だけで微生物を完全に取り除くことができません。そこで、毎日の消毒が重要となります。過酸化水素で微生物を死滅させる過酸化水素を使った消毒のほか、微生物の増殖を抑える働きのある成分を配合し、洗浄や保存などのケアを1本で済ませることができる、マルチパーパスソリューションという消毒法が主流となっています。約100度の熱で消毒する煮沸消毒は、煮沸器が製造中止になったことから、現在ではあまり行われていません。

保存

保存中に微生物が増殖しないように気をつけてください。ケースを扱う場合も手を洗い、1.5か月~3か月に1度は必ず新しいものと交換しましょう。過酸化水素や煮沸による消毒は、時間の経過とともに消毒効果がなくなります。マルチパーパスソリューションも消毒効果が弱いので、いずれにせよ長期の保存は避けてください。

ハードコンタクトレンズの正しい手入れ方法

ハードコンタクトレンズは消毒をする必要がないため、短時間でケアできるのが特徴です。

洗浄

レンズを水道水かすすぎ液ですすいだ後、手のひらにのせたレンズの上に専用の洗浄液をたらし、人差し指か中指でやさしくこすって洗います。レンズの内側と外側をていねいにこすった後、すすぎ液でぬめりがなくなるまで十分にすすぎます。このこすり洗いのほかに、酵素によって汚れを分解するつけおき洗浄もあります。こすり洗いをした後に、レンズケースに保存液と液体酵素を入れてコンタクトレンズを数時間つけておく方法です。さまざまなタイプの汚れを落とすために、こすり洗いとつけおき洗いを併用するとよいでしょう。さらに、ソフトコンタクトレンズと同様に、酵素洗浄や塩素系洗浄で強力タンパク除去を行います。

保存

洗浄後のレンズを水道水かすすぎ液でしっかりとすすいだら、保存液を入れたレンズケースで保存します。ハードコンタクトレンズの保存にも、水道水は使用しません。専用の保存液を使ってください。ケースを扱う場合も手を洗い、6か月~1年に1度は必ず新しいものと交換しましょう。

きちんとケアをしないとどうなるのか

適切な手入れをしないとレンズに着色や変形、親水性の低下などが起こり、快適に装用できなくなります。それどころか、レンズに残った汚れにより重篤な眼障害を引き起こす恐れもあるので、注意が必要です。

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