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コンタクトレンズで目が乾燥しないための対策

更新日:2016/12/09 公開日:2016/09/26

コンタクトレンズの基礎知識

コンタクトレンズを使用中に目の乾燥に悩まされないための対策を、ドクター監修の記事でご紹介します。コンタクトレンズをつけると目が乾燥しやすくなる仕組みを理解し、正しい方法で目の乾燥を防ぎましょう。

コンタクトレンズをしている人の多くが悩まされている、目の乾燥。コンタクトレンズをつけると、どうして目が乾燥しやすいのでしょうか。その仕組みを理解して、目の乾燥を防ぐ対策をしましょう。

コンタクトレンズをすると目が乾燥しやすい理由

コンタクトレンズによる目の乾燥は、涙の蒸発と生活習慣が主な原因です。

涙の蒸発

目の表面は、涙によってうるおった状態が保たれています。しかし、コンタクトレンズをつけると涙が蒸発しやすくなるのです。目の表面には涙の薄い膜があるのですが、この涙の膜は、水分を多く含んだソフトコンタクト上では正常につくられない場合があります。また、ハードコンタクトレンズの場合、レンズと涙液の間で表面をできるだけ小さくしようと、分子同士が引き合う表面張力(ひょうめんちょうりょく)が起きて涙液が移動します。その結果、涙の膜が薄くなってしまう部分ができてしまうことがあるのです。さらに、特にハードコンタクトレンズの使用者に多くみられるのが、まばたきの減少です。まばたきには涙を分泌する働きがあるので、まばたきをせずに目の表面を露出していると涙は蒸発しやすくなります。

生活習慣

パソコンやスマホ、テレビ、エアコンの使用も、目の乾燥に大きな影響を及ぼします。パソコンなどの画面を長く見続けていると、まばたきの回数は無意識に減ります。また、エアコンにより空気が乾燥すると、涙は通常よりも蒸発しやすくなるでしょう。このように、わたしたちの生活スタイルは目を乾燥しやすい環境にあるといえます。

目の乾燥対策で必要なこと

目が乾燥する仕組みを理解したうえで、次のような対策を行いましょう。

コンタクトレンズの洗浄

レンズが汚れていると、レンズが涙液とうまく結びつくことができなくなります。コンタクトレンズにはタンパク質や脂質などが複雑に絡みあって付着しているので、正しいケアで汚れを落としましょう。

まばたきをしっかり

まばたきを意識することで、涙を目全体に行き渡らせましょう。まぶたをしっかりと、深く閉じることがポイントです。パソコンやスマホなどを使用する時間が長い人は、まばたきの回数を増やすように心がけてください。

目薬

まばたきをしても十分な涙が分泌されなければ、防腐剤の入っていない、コンタクトレンズ専用の目薬を点眼するとよいでしょう。目の乾きを感じたときに点眼すると効果的です。

適切なコンタクトレンズを選ぶ

目が乾燥しやすい人は、水分を多く含んでいるソフトコンタクトレンズを選ぶことをおすすめします。また、レンズの形(カーブ)が目にフィットしないと目が乾きやすくなるので、眼科医に相談してレンズの種類を変えてみてもよいでしょう。ソフトコンタクトレンズを使用している人は、1日で使い捨てるタイプへの変更も検討してみてください。就寝中も装用できる連続装用タイプのコンタクトレンズを使っていて目が乾燥する場合には、ただちに使用を中止してください。

コンタクトレンズ装用による目の乾燥を放置するとどうなるか

目の乾きによって異物感やかゆみ、目やに、充血、痛みが生じます。ひりひりとしみたり、まぶしさを感じたりすることもあるでしょう。ただし、このような目の乾きはコンタクトレンズが原因によるものとは限りません。もともとドライアイであったり、ほかの病気が関係している可能性もあります。原因を明確にして適切な治療や対策を行えるように、自己判断をせずに眼科を受診してください。

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