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ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズの違いとは

更新日:2017/02/28 公開日:2016/09/26

コンタクトレンズの基礎知識

ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズの違いについて、ドクター監修の記事でお伝えします。素材や構造、ケア方法にどのような違いがあるのか理解したうえで、どちらが自分に適しているか考えていきましょう。

コンタクトレンズにはソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズがありますが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。素材や構造、ケア方法などからそれぞれの特徴を見ていきましょう。

ソフトとハードはどちらが良いのか

以前は、酸素透過性に関してはハードコンタクトレンズの方がはるかに勝っていましたが、新素材のシリコンハイドロゲルを使用したソフトコンタクトレンズの登場以来、ハードコンタクトレンズよりも酸素透過性の優れた商品銘柄が登場しています。

週に1~2回程度しか装着しない人にとっては、1日限りのタイプを使う方がハードコンタクトレンズを使うよりもメリットが多いといえます。どちらを選択するかは、目的や用途によってさまざまです。自分に合った方を選択するためにも、まずは医師に相談したうえで、どちらのタイプを使うかを決めましょう。

ここからは、ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズの特徴とケア方法について見ていきます。

素材と構造の違い

その名のとおり、ソフトコンタクトレンズは柔らかく、ハードコンタクトレンズは硬い素材でできています。ほかにも次のような違いがあります。

ソフトコンタクトレンズの素材・構造

ソフトコンタクトレンズの大きさは黒目より大きく柔らかいので、装着時に外れにくいのが利点といえるでしょう。しかし、水分を多く含んでいるため、ハードコンタクトレンズに比べてタンパク質などの汚れが付着しやすいという欠点もあります。さらに、ソフトコンタクトレンズは大きく分けて高含水タイプと低含水タイプに分類されます。長年の主流である高含水タイプは乾きやすく汚れにくい、ドライアイ気味の方に処方されることが多い低含水タイプは乾きにくく汚れやすいといった特徴があります。近年市場に出てきた新素材のシリコンハイドロゲルが使われたタイプは、高含水で乾きにくく、両タイプのメリットを両立しつつあります。

ハードコンタクトレンズの素材・構造

ハードコンタクトレンズの素材には、酸素を通すタイプ(酸素透過性)と通さないタイプがあります。酸素を通さないタイプのコンタクトレンズを長時間つけていると、角膜の内側にある細胞に悪影響を及ぼす恐れがあるので、現在は酸素透過性が主流となっています。酸素透過性レンズは高酸素透過型と低酸素透過型に分類されます。主流である高酸素透過型は酸素を通しやすく汚れやすい、オーソドックスな低酸素透過型は、酸素はほどほどに通して汚れにくいという特徴があります。レンズの大きさは黒目より一回り小さいので、慣れないうちは違和感があるでしょう。はずれやすい、ずれやすいのが欠点です。

ケア方法の違い

ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズは毎日の手入れにも違いがあります。

ソフトコンタクトレンズのケア

汚れや細菌が付きやすいので、洗浄と消毒を毎日続ける必要があります。これらのケアを怠ると、細菌やカビが繁殖する恐れがあるので気をつけてください。こまめなケアを続けられる自信がない人は、使い捨てのソフトコンタクトレンズを検討してもよいでしょう。1日限り、もしくは1週間で捨てるタイプのものを使えば、汚れが蓄積される前に捨てることができます。

ハードコンタクトレンズのケア

ハードコンタクトレンズも洗浄する必要がありますが、消毒は不要です。ただし、汚れは蓄積されるので、1週間や1か月に1度のタンパク質除去は行わなければなりません。

自分にふさわしいタイプを知る

ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズのどちらも一長一短があるので、どちらが自分にふさわしいかじっくりと検討しましょう。

ソフトコンタクトレンズが適している人

コンタクトレンズを装着したときの快適さを重要視する人は、ソフトコンタクトレンズを選択する傾向があります。コンタクトレンズ特有の異物感が苦手な人にもおすすめです。また、スポーツをしているなど、ずれにくいコンタクトレンズを求めている人はソフトコンタクトレンズを選ぶとよいでしょう。

ハードコンタクトレンズが適している人

ハードコンタクトレンズは、ソフトコンタクトレンズに比べて毎日のケアが簡単です。水道水ですすぐこともでき、破損しにくいのも特徴です。簡単に取り扱えるコンタクトレンズを探している人にはハードコンタクトレンズが適しているでしょう。また、光の屈折矯正効果が高いので、乱視を矯正したい人にもおすすめです。

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