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重症の場合は入院も?妊娠悪阻の症状

更新日:2016/12/09 公開日:2016/10/24

妊娠中の不安・トラブル

妊娠悪阻(にんしんおそ)の症状には3つの段階があります。重症度によっては治療や入院が必要になる場合があるので、ドクター監修の解説を読んでしっかりと理解しておきましょう。妊娠悪阻は放っておくと母子ともに危険な場合があります。

つわりが重症化した妊娠悪阻は、症状によって3つのステージに分けられます。つわりは妊娠にともなう自然な生理的変化ですが、妊娠悪阻は病気です。必要に応じて入院して治療を受ける必要があることを知っておきましょう。

妊娠悪阻(にんしんおそ)の症状の重さには3つの段階がある

妊娠5~14週ごろに吐き気や気分の悪さ、食欲不振、頭痛といった不調があらわれるのがつわりです。妊娠による体の変化のあらわれですから、人によって程度などの違いはありますが自然に治まるものです。ほとんどの場合は症状も軽く、治療する必要もありません。

ところが、つわりが悪化して嘔吐をくり返したり水も口にできなかったりすると、妊娠悪阻と呼ばれる病気になるので注意が必要です。妊娠悪阻は、尿中に含まれるケトン体の数値や症状の重症度によって3つのステージに分類されます。ケトン体とは、栄養が不足するとエネルギー源の代わりとして脂肪が分解されるときに分泌される物質で、尿検査をしてケトン体が多く認められるほど、体が飢餓状態であるといえます。

第一期

妊娠悪阻の初期は、嘔吐期と呼ばれています。吐き気や嘔吐が止まらずに、食べ物や水分を受け付けることができません。体重が減少し、脱水症状が起こりやすくなります。

第二期

肝腎障害期と呼ばれる第二期では、嘔吐に加えて代謝異常による中毒症状が起こります。脈拍や血圧が下がることがあるでしょう。体の機能を正常に保つエネルギーが足りていない状態なので、入院が必要となる場合があります。

第三期

第三期は脳障害期とも呼ばれ、母子ともに非常に危険な重症妊娠悪阻です。頭痛やめまいだけでなく、幻覚や幻聴、記憶喪失といった脳神経症状が起こりやすくなります。

つわりが重症化した妊娠悪阻を診断する方法

妊娠悪阻を診断するには尿検査を行って、尿中のケトン体を調べる必要があります。ケトン体の数値によって妊娠悪阻の段階を判断します。また、体重が妊娠前に比べて5%以上減少しているときも注意が必要です。食べ物だけでなく水分すらも口にできない状態では栄養や水分が不足して、脱水症状を起こす危険も高まります。必要に応じて点滴や入院による治療を受けなければなりません。

妊娠悪阻は保険適用の対象となる

妊娠悪阻は病気として認められているので、治療や入院に際して健康保険を適用することができます。また、自治体の高度医療費制度の対象にもなるので、安心して治療を受けてください。実際にかかる金額などはケースごとに異なりますから、事前に病院から説明を受けるとよいでしょう。

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