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自律神経に関連している?食後低血圧の原因とは

更新日:2016/12/09 公開日:2016/11/11

食後低血圧(食事性低血圧症)の基礎知識

食後に血圧が急激に下がる食後低血圧が起こる原因について、ドクター監修の記事で解説します。食後低血圧には、自律神経機能の衰えが関係しています。また、炭水化物の過剰摂取に注意が必要な理由も知っておきましょう。

食後低血圧では食事をした後に急激に血圧が低下するため、めまいや立ちくらみといった症状が現れます。どうして食後に血圧が下がってしまうのでしょうか。ここでは、食後低血圧が起こる仕組みを見ていきましょう。

食後低血圧は自律神経機能の衰えが原因

食事をすると、食べた物を消化・吸収するために消化器官の血流が増加します。しかし、そのままでは心臓の血液が減ってしまって危険な状態になるので、血管を収縮させて心拍を速めるなどして血圧を保つ機能が働きます。ところが、糖尿病などの病気がある人や高齢者は、体内の代謝をコントロールする自律神経機能がうまく働かないので、心臓の血液量が減ってしまいます。これが、食後に血圧が下がるメカニズムです。このように自律神経機能が低下していると血圧を維持することができずに、食後低血圧が起こります。高齢者に食後低血圧が多いのは、自律神経機能が低下しやすいためです。また、不規則な生活やストレスのほか、高血圧などの生活習慣病も自律神経機能が乱れて食後低血圧になる原因となります。

食事の仕方によって食後低血圧になることが多い

特に、炭水化物をたくさん摂取したときには注意が必要です。腸管ペプチドという消化管ホルモンが分泌されて、大量の血液が消化器官に集まります。そのため、急激な血圧の低下から食後低血圧が起こることを防ぐためにも、炭水化物の過剰摂取や早食いは避けることをおすすめします。このような食事の取り方をするとブドウ糖が一気に増えてしまうので、食後に急激に血糖値が下がる食後低血圧を引き起こす恐れがあります。

食後低血圧を引き起こす可能性のある病気

高血圧や糖尿病のほか、パーキンソン病、多系統萎縮症(シャイン・ドレーガー症候群)といった病気のある人は食後低血圧を起こしやすいので注意しましょう。高血圧の治療として、降圧薬を服用している人も食後低血圧になりやすいといわれています。