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声帯結節(せいたいけっせつ)とは

更新日:2018/06/15 公開日:2016/11/11

声帯結節(せいたいけっせつ)の基礎知識

声を酷使する職業の人に多くみられる声帯結節について、ドクター監修の記事で解説します。声帯結節とはどのような状態なのか、声がかすれる理由なども解説します。大人と子供では治療法が異なることも知っておきましょう。

声のかすれやのどの痛みが気になる人は、声帯結節(せいたいけっせつ)の可能性があります。声を酷使する人に多く見られる声帯結節とは、どのような病気なのかご紹介します。

声帯結節とは

声帯は、のどぼとけと呼ばれる軟骨の中にある器官です。大きさは1~1.5cmほどで、左右に1本ずつあります。空気を吸うときなどにはV字型に開いていますが、声を出すときは閉じており、閉じている声帯を通る空気が振動して声になっています。無理をして声を出し続けていると、声帯が閉じているときに接する部分が硬くなって、タコやマメのようなものができることがあります。声帯の中央から少し前の部分に、このような異常が起きることが多いとされています。これが、声帯結節です。声帯結節は、左右2本の声帯にできる場合がほとんどです。ポリープと似たもののように思われがちですが、声帯結節はポリープではありません。

声帯結節は、声を酷使する機会の多い職業に就いている人に多く発症します。たとえば、教師や保育士、歌手、アナウンサーなどにできやすいでしょう。また、女性や子供に発症する傾向が多いこともわかっています。

声帯結節の特徴的な症状

声帯結節を発症すると、声がかれる音声障害が起こります。声の調子が日によって変わりやすく、長時間話していると声が出にくくなってくるでしょう。のどの痛みを感じることも少なくありません。

声帯結節を治療する方法

基本的には、声を使い過ぎないよう指導したうえで発声法を教わります。ただし、子供と大人では治療方法が変わります。中学生くらいまでの子供の声帯結節は、変声期を過ぎると自然に治るケースが大多数です。学校生活などに問題がなければ、手術をする必要はないでしょう。一方、大人の場合は声帯結節が自然に改善することはあまり期待できませんが、安静にしていると治る可能性もあります。数か月ほど様子を見ても症状が治まらず、仕事や生活に支障がある場合は手術を検討した方がよいでしょう。

声のリハビリといえる音声治療が有効な場合もあります。言語聴覚士の指導を受けて、声帯に負担をかけずに声を出す方法を身につけましょう。腹式呼吸や発声法を工夫することで声帯結節を改善する方法です。また、炎症を抑えるために、消炎剤や漢方薬を用いることもあります。このような治療をしても効果が得られない場合や、自然治癒が期待できない場合は、声帯結節を切除する手術をすすめられる可能性があります。

詳しくは、『声がかすれる声帯結節(せいたいけっせつ)を治療するには』をご覧ください。

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